Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


いちょう

夏の終わりを追いかける様に

こっそりと秋が忍び寄ってくる
もうすぐ色付く街路樹も
自分が一番だといいながら
その日を待っている


私とあなたに2回目の秋は来なかった
金色に輝く街路樹も 
二人で見たのは一度だけで
懐かしさを感じることもなく 
まだ緑色の葉を眺める


仲睦まじかった私達
なにが起きたのだろう
そんな事はどうでもいい
問題なのは今私が一人だということ
あなたは今頃どうだろう

あなたにもらった銀杏の葉も
くずれてごなごなになった
でもそんなことはくいい
こうして残っているのだから
手のひらに乗せて吹いてみた


こなごなになった銀の葉
どこにまぃ降りただろう
悲しみの湖を探して
そこにおちつあいただろうか


青い銀杏の木よ 
かれが来たら伝えて
私はまだここにいると
まだ愛を残していると
それがだめなら一人帰る







アバター
2021/09/10 08:05
セカンドさん
美しい詩ですね。情景が浮かび上がるような。
空になったベンチには誰が座るのでしょう。
愛し合うひとだといいですね。
アバター
2021/09/10 01:09
歩道の銀杏の落葉は金の絨毯
想い出を乗せて空を飛ぶ

舞い落ちるいくつもの葉を受けながら
片隅のベンチに二人は座っている

それは
最初で最後の二人のシルエット


夏に銀杏の葉は青く燃えている
木陰にひっそりとそのベンチはある

今年の秋には誰が座るのだろうか

そんなことを思いながら
銀杏の木は葉の色を金色に染め始めた

















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