Nicotto Town



仮想劇場『日光浴』



 いつのまにかずっと閉じ籠ってなんにもしなくなって、サークルの更新確認が終わるとそこであっさりログアウトしちゃう。仮想生活って言うけどもうすでに仮想する気力が続かない。

 不定期にサークルカフェに出没してはぼんやりと空いた天井を眺めるひと時。
 ちょうどいい空間と言えば今はここくらいで、一杯の珈琲(休憩時間)と一切れのパン(みんなの作品)と単音のカノン(心の動き)だけは今も大事にできていると実感している。


 こんな感じでずっと町を散歩することもなかったわけだが、なんだか今日はちょっとだけ気が向いたんで教会とカフェを訪問してみた。
 アバターだってたまには陽にあててやらないと虫食いするだろうし。

 結果で言えばほんの数分で気力ゼロ。
 知っているひとに会えもしたがとくにこちらからできる話題もなく、軽い挨拶を交わしてそこで終了。
 逃げ帰るようにマイページに飛び込んで今この日記を書いているわけだ。

 いつ頃から自分がこうなってしまったのかわからない。気が付けば閉じ籠っていたし、それが苦痛になることもなかった。
 ひょっとしたら元から僕は引きこもりの性質だったのかもしれない。


 まあでもタイトル通り今日は軽い日光浴が出来た。
 それだけでもとりあえずは上等だと思う事にしよう。



 小説じゃなくて変な感想文になっちゃった(いつものことじゃん)





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