日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/08/18 00:28:42
こんばんは!18日(水)は全国的に雨が降り、西日本から北日本では
雷を伴った非常に激しい雨が降って、大雨となる所もある見込みです。
西日本を中心にこれまでの記録的な大雨により、災害の危険度が非常に
高まっている所もありますので、土砂災害や河川の増水、
氾濫などに注意してください。
氷河が削った雄大な谷
百花繚乱のお花畑
野生の生命輝く
心震わす絶景
憧れの天空の別世界
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木曽駒ケ岳
*この番組は2019年10月に放送したものです
〇漫画家 鈴木ともこさん
案内してくれる鈴木さんは人気の漫画家。
初めて登った木曽駒ケ岳でとっても感動して
それ以来山の漫画を描いているんだとか。
*撮影:7月中旬
前回は残念ながら木曽駒ケ岳で過去に遭難事故があったのですが、
山を愛する人達の努力によって今も学校登山が続けられていますという
紹介のところまででした。
今回は2日目からいよいよ木曽駒ケ岳山頂を目指します。
2日目
午前4時、山小屋の前にある丘に登ります。
「朝が少~しずつ始まって感じですね~」
ひ~んやりした空気の中、日の出を待ちます。
午前4時40分、朝日が昇ってきた。
「う~ん、どんどん出てくる、鮮やかですねぇ。
この空の色が溶けてく感じがねいいんですよね」
深い青からゆっくりと淡い青へ。
そしてオレンジ色に染まって行く。
美しい山の朝です。
「後ろ見てみてください。
今、雲が滝みたいに流れてるところ、あそこの後ろに
木曽駒ケ岳が見えてるはずなんですよ。
今日、稜線を歩いてあそこの天辺(てっぺん)に立ちましょうね」
はい。
あの滝雲の下に山頂があるんだ。
晴れてくれるといいなぁ。
お世話になった山小屋を後に馬の背と呼ばれる稜線に登って行きます。
「凄いですね~、稜線が全部見えてますよ」
山頂見えますか?
「見てください、あの一番奥、木曽駒ケ岳の山頂、今すっきり見えてますね」
ここから標高差130m程の急斜面を登り切れば、
山頂はすぐそこなんですって。
〇木曽駒ケ岳 山頂
景色、最高~っと思わず叫んでしまいそうな
眺望抜群の稜線を進んで行きま~す。
「岩が大きくなってきましたね」
険しいな~。
「よいしょっ」
ここを登れば山頂も近いぞ~。
「わ~、見えてますよ、木曽駒ケ岳の山頂。
う~わ、いい眺め~、上の方に人の姿も見えますよね~?」
人が見える~。
〇木曽駒ケ岳
随分近くまで来た。
「来ましたね~」
「あっ、可愛いお花、見つけましたよ。
見てください、この白い小さなお花。
これ、ヒメウスユキソウっていって木曽駒ケ岳など中央アルプスでしか
見られないエーデルワイスの仲間のお花なんですよ。
あ~、今年は凄い沢山咲いてますね」
木曽駒の駒をとってコマウスユキソウと呼ばれているんだとか。
〇ヒメウスユキソウ
(コマウスユキソウ)
今年は地元の人もびっくりするぐらい沢山のお花が咲いているんですって。
お花に元気をもらい最後のひと登りへと向かいます。
「もう木曽駒ケ岳の山頂に立つの、
私たぶん10回近くは立ってるんですけど、
全然飽きなくって、毎回この最後の登りドキドキするんですよね」
へぇ~。
「今日はどんな景色に会えるんだろうとか」
ほんと楽しみです。
「あ~、もう着いちゃう」
山小屋から歩くこと2時間余り
「あっ、来ましたよ~、標高2956m、木曽駒ケ岳の山頂です。
お疲れ様でした」
ありがとうございました~。
〇木曽駒ケ岳 山頂(2956m)
「あ~、凄い、大絶景が広がってますよ~。
中央アルプス、最高に格好いいですよ~」
南には木曽駒ケ岳から連なる中央アルプスの峰々。
〇中央アルプス
〇宝剣岳(2931m)
昨日千畳敷カールから見上げた宝剣岳。
そして中央アルプスのもう一つの百名山、空木岳(うつぎだけ)です。
〇空木岳(2864m)
「あ~、もう全部ここから先も歩いて行きたくなっちゃいますね~。
下りたくないなぁ。
南アルプスの稜線の方には富士山が綺麗な形を見せてくれてる」
遠い富士山も綺麗に見えてる。
〇富士山(3776m)
「きっと今あの山頂でもこっちを見てる人いるんですかね~。
ヤッホーって、エヘヘへ。
この青空嬉しいですね~って色んな山頂に声掛けたくなっちゃいますね~。
こんな山の世界があるってほんとに山登り始める前までは
思いもしなかったんですよね」
〇漫画家 鈴木ともこさん
「でも今は知ってるってことがほんとに幸せだし、
これからのずうっと楽しみが続いてくって嬉しいですね」
今日はたぶん
誰かの夢が叶った日
誰かの山登りが始まった日
人生が変わるほどの景色
「初恋の山」木曽駒ケ岳
この景色を見たらだれもが山登りを好きになる。
そんな素敵な山旅でした。
長野県宮田村にあるしらび平駅からスタートした旅。
千畳敷カールではお花畑を巡りましたね。
雪融け水が育む高山植物も沢山見られましたね。
沢山のお子さんもおられましたね、学校登山も盛んなんですね。
ニホンザルやイワヒバリもいましたね。
そして岩だらけにってきまして、八丁坂を登りました。
乗越浄土を下ると濃ヶ池があり、美しかったですね。
お濃さんの龍神信仰が木曽駒ケ岳にあることは知りませんでした。
勉強になりました。
雨乞いの山なのですね。
いつまでも素敵な駒ケ岳があり、濃ヶ池の水が美しく、
そして色々な高山植物や動物たちが棲みやすい山であって欲しいですね。
そうですか、以前の望天観気の時におっしゃってましたね。
素敵なご趣味ですね。
色々な空の色や雲の形がありますものね。