Nicotto Town


ピーターパンとさようなら*


主人公には成れないや

日記+自己分析+随分片寄った拗らせ理論メモ。

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「貴女って、喜怒哀楽の喜楽以外が抜け落ちてるみたい。」

幼なじみに言われたんだけど
実際そうではなくて。

怒哀もちゃんとあるんだよ。
ただ、他人様に見せたい物じゃないから
外には出さないようにしてるだけだよ。
皆だってそうでしょう?

なんて答えたら、

「他の人は隠しても滲み出ちゃうんだよ。
だけど貴女は鉄壁で。チラリともその影を表さないから、不思議」
「話していても現実味が薄いから、別次元のキャラクターみたいに思う時があるよ」
「貴女は貴女で、自分自身のことを話す時に、【自分の話】じゃなくて【 〘 紫露 〙と言うキャラクターの気持ちを想像しながら話してる】感じがする」んだって。

そっかー、バレてたか。
私なりの処世術。

天然、純粋、人畜無害。
そういう風に評価されることが多いし、
わたし自身、そういうイメージで自分というキャラクターを動かしてる。自然と1番敵が少なさそうなポジション取りが上手くなった。誰かとの約束には2枚も3枚も保険をかけるようになった。語尾をふんわり曖昧にして他人の勘に触れないように気を使うようになった。敵を作らない、誰にも相手にされない=無敵。

無敵だから黒く暗い感情だって滅多に湧かない。持つ必要が無い。だから、怒哀が外に漏れ出す事も無い。

熱烈な感情を向けられることが苦手だ。悪意でも好意でも同じく。だってそれは日常における人間関係の均衡を崩しちゃうから。逃げる、でも受け入れる、でも、なんらかの選択しなきゃいけなくなるから。その点、好感は持ってるけどまぁどうでも良いって評価の奴は何も考えなく過ごせる。楽に生きて、楽に死にたい。初期設定で作った人間相関図の気持ちの種類/矢印の方向は書き換えないように務めることがベスト。その為にはプライドなんか低くていいし、他人への不満だってない方が良いし、成長だって邪魔になるならキャンセルボタン連打でファイナルアンサー。そういう考えが根本にある。深く深く根付いてしまって引っこ抜くことなんかできやしない。

それが私が人間的な深みを持てない奴と言われるがゆえんなんだろうけれど、私は私の事、薄っぺらい人間でいいよって赦しちゃってるところが最高に最悪でしかないんだよね。思考放棄で生きていくことを選んだ。だって楽なんだもん。欲張った楽しさだって無くてもいいから、辛さや悲しさだってできうる限り少ない人生でありたい。その為に生きてる気さえする。

平凡で平穏で平常な日常を通常に過ごせますように。

ごめんね私。
憧れである悩んで泣いて苦しみながら成長する主人公みたいな生活はさ、いつかの来世でやってみて。




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