日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/08/14 00:10:57
こんばんは!14日(土)は九州から東北では雨が降り、雷を伴って非常に激しく
降る所もあるでしょう。特に西日本では、断続的に非常に激しい雨が降って
記録的な大雨となっている所があり、土砂災害や浸水害の危険度が
非常に高くなっている所があります。引き続き土砂災害、河川の増水や氾濫に
厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒してください。
北海道も雲の多い天気となりそうです。一報沖縄は晴れる見込みです。
訪れるのは中央アルプスの木曽駒ケ岳。
憧れの山に集う人達と触れ合い、登る喜びを味わいます。
氷河が削った雄大な谷
百花繚乱のお花畑
野生の生命輝く
心震わす絶景
憧れの天空の別世界
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木曽駒ケ岳
長野県の南西部に100kmに渡って連なる中央アルプス。
その最高峰が標高2956mの木曽駒ケ岳です。
*この番組は2019年10月に放送したものです
旅のスタートは長野県宮田村にあるロープウェーの山麓駅。
〇しらび平駅(1662m)
こんにちは~。
女性の方「あっ、こんにちは~」
鈴木さんですか?
鈴木さん「あっ、はい、今回案内させていただく鈴木とも子です」
〇漫画家 鈴木ともこさん
よろしくお願いします。
「よろしくお願いしま~す」
案内してくれる鈴木さんは人気の漫画家。
初めて登った木曽駒ケ岳でとっても感動して
それ以来山の漫画を描いているんだとか。
どんな旅になりますか?
「え~、この木曽駒ケ岳は私が山登りにはまったきっかけとなった山で、
初恋の山なんですね。
何といっても、あの初心者の方でも登りやすいその手軽さと
あとあの、ほんとにこの山を上がると別世界の様な絶景が広がっているので、
その醍醐味をあの味わっていけたらと思います」
ワクワクしてきましたぁ。
漫画家鈴木ともこさんと歩く一泊二日の山旅。
1日目
ロープウェーで一気に千畳敷(せんじょうじき)駅へ。
〇千畳敷駅(2612m)
千畳敷カールのお花畑を巡(めぐ)り、
険しい八丁坂を登り、乗越浄土(のっこしじょうど)へ。
分岐を下り、濃ヶ池(のうがいけ)で水辺の景色を楽しみ、宿泊する山小屋へ。
2日目
眺望抜群の馬の背を辿(たど)り、ヒメウスユキソウに出会い、
大展望が広がる木曽駒ケ岳山頂を目指します。
下山は中岳を経て、来た道を戻ります。
初級者も楽しめるコースです。
ロープウェーで木曽駒ケ岳の中腹へ。
「わぁ~、見えてきました」
あ~、駅だぁ。
「そうです、日本で一番標高の高い2612mにある千畳敷の駅です」
〇千畳敷駅(2612m)
「わぁ~、もうちょっと今、心臓がバクバクしてます。
初恋の人(山)って色褪せないんですよね~。
やっぱり初恋は特別だなって来る度思います」
*撮影:7月中旬
わずか7分半で到着。
「うわぁ~、見てください、ここです」
こ~んな絶景、日本にあったんですね~。
「そうなんです、ここスイスじゃないです、日本です。
木曽駒ケ岳の千畳敷カールです。
あ~、素晴らしい青空ですね~」
〇千畳敷カール
13年前、この大きなスケールの景色に圧倒されて、
鈴木さんの山登りはスタートしたんですって。
お椀型の谷はカールと呼ばれ、氷河が山肌を削って出来たんだとか。
あの尖った山は?
「はい、あれは木曽駒ケ岳の次に高い中央アルプスの
宝剣岳(ほうけんだけ)という山です」
〇宝剣岳(2931m)
まだ木曽駒ケ岳は見えないんですって。
カールへと下ります。
「あっ、池が見えてきましたよ」
あっ、池がある。
「お花も凄い。
この辺はもうお花畑っていうんですけど、見てくださいこのお花畑。
これ全部自然に生えている美しい季節の花なんですよ」
一面に咲き誇るのはコバイケイソウ、凄いな~。
〇コバイケイソウ(小梅蕙草)(白いお花)
梅に似た花を咲かせるので、コバイケイソウって名付けられたんだとか。
ここで鈴木さんが描いてくれたイラストがこちら。
「みんなが主役級!コバイケイソウ・オン・ステージ!」
*番組では絵があります
さらに
「歓声が上がる千畳敷カール、何度見ても記憶を越える美しさ」
見るたびに感動しちゃいますよね~。
「ここからさらに穴場の絶景スポットにちょっと歩いて行きま~す」
メインの登山道から外れ、鈴木さんオススメの場所へ。
「この綺麗な黄色いお花、シナノキンバイですね」
鮮やかだな~。
「私、黄色いお花が大好きなんですよね、ほんと元気をもらえる感じで」
〇シナノキンバイ
命が満ちてる感じがしますよね~。
「これも可愛くて好きなんですが、これはキバナノコマノツメっていう花で、
駒って馬のことなんですけど」
〇キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)
え~。
「葉っぱの形、馬の蹄の形にも似てるといわれていることから、
この名前が付いたそうです」
そうなんだ。
さらに奥に進むと~。
あっ。
「そうなんです、柵の中に小川が流れていて、
これは山から雪融け水が流れてきてます」
谷筋に残る雪が溶けて流れ込んでるんだ。
「あ~、ちょっと触ってみます。
あの雪融け水、あ~冷たい。
手がキーンとくる冷たさが、あ~、でも気持ちいな~」
この雪融け水がカールに咲く沢山の花々を育んでいるそうです。
〇コイワカガミ(ピンク色のお花)
〇チングルマ(白色のお花)
雪融けを迎えると120種もの高山植物が次々に咲くんですって。
〇ハクサンイチゲ(白色のお花)
〇ハクサンチドリ(紫色のお花)
「これから登る八丁坂が見えてきましたねぇ」
今回はこの八丁坂という所が見えてきたこの辺りで終了と致します。
次回はこの八丁坂から始めます。
そうですね~、ひゅー、ひゃっこい、触ってみたいですね。