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五飯田八宝菜の語学学習日記


夏休みの日記(14)

夏休みの日記(14)8月9日(月)

昨日は「煩悩を消滅させる8つの道」について
お話をしました.
まあ8つも覚えきれませんので、あれは参考程度で
結構かと思います.

どこの民族だったか、数字が3までしかない部族の
言語があります.
彼らは1、2、3まで数えて、あとは「多数」と
表現します.

つまり、人は1度に3つまでしか覚えることはできない、
というのが自然な脳みそなのかも知れません.
だって、脳みその構造が「右脳」「左脳」「幹脳」
の3つなのだから、3つまでしか覚えられない、
というのが自然なあり方だと思います.

それを4つ以上覚えこませる、というのは、
脳みそに負担をかけるということであります.

まあ、ぼちぼちやりましょう.

————————

さて、「煩悩」はゴタ仏教学院では、
「八正道」によらず、「あなたの
最も大切な煩悩よりも、もっと素晴らしい
「無上道、覚り」がある、
と信じるところから、始まります.

「無上道、覚り」と言いましたが、
それでもわかりにくいので、
「寂光浄土」と言い直しておきましょう.

「寂光浄土」とは「覚り」を得た人たちが
体験する世界のことです.

そこは常住の浄土で、消滅することはありません.


私たちの住んでいるこのシャバ世界は、
無常の世界でありまして、
「いつまでも続かない世界」なのであります.

ブッダは「死なない法」を弟子たちに説きました.
瞑想により、魂を常住の世界に入れる法を説いたことと
想像しております.

でもそれは現在の私たちには、叶わないことで
ありますから、
私たちは「そういう世界があると信じる」ことで、
「シャバの煩悩=いつかは消滅するモノ」を捨てて
「浄土参拝」を手に取るのであります.

『ブッダのことば』(蛇の章)に
1.蛇の毒が身体のすみずみにひろがるのを薬で制する
 ように、怒りがおこったのを制する修行者は、この世
 とかの世をともに捨て去る.——蛇が脱皮して旧い皮を
 捨て去るようなものである.

とりあえず、「煩悩」のうち「怒り」を捨てましょう.
そのためには、「この世」と「あの世」を捨てろ、と
言っています.
捨てて、どこへ行くの?と言いますと、
捨てて、常住の世界を体得するのであります.





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