日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/08/09 00:37:55
こんばんは!台風9号の影響で、9日(月)西日本では雷を伴った非常に
激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
非常に強い風が吹き、うねりを伴って大しけとなる所もある見込みです。
東日本から北日本は午前中は晴れる所もありますが、
台風9号が日本海を北東に進む影響で次第に曇りや雨となり、
大雨となる所もありそうです。9日は西日本を中心に暴風や高波、
土砂災害などに警戒してください。西日本では高潮に厳重な警戒が必要です。
訪れるのは上越国境に聳える谷川岳。
険しい岩尾根を辿(たど)り、花咲く頂を目指します。
夏の尾根は
色とりどりの花盛り
岩の急登を
越えた先には
荒々しい地形に
目を奪われ
岩の頂に咲く
希少な花と出会う
夏 花の岩尾根を行く
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谷川岳
群馬県水上町から仰ぎ見る谷川岳。
新潟との県境、国内有数の豪雪地帯に聳えます。
山頂には猫の耳のような二つのピーク、トマノ耳、オキノ耳と呼ばれます。
〇トマの耳(1963m)
〇オキの耳(1977m)
*この番組は2020年8月31に放送したものです。
上越新幹線、上毛高原駅から車で40分。
谷川岳の玄関口へ。
〇谷川岳ベースプラザ
年間40万人が利用するというロープウェー。
〇土合口駅
土合口の駅でガイドさんと待ち合わせ。
おはようございます。
「おはようございま~す」
〇登山ガイド 高月弘子さん
「登山ガイドの高月弘子(たかつきひろこ)で~す。
よろしくお願いします」
20年前、東京から移り住み、谷川岳の麓、水上町に暮らす高月弘子さん。
年間100日程谷川岳を案内するベテランガイド。
沢登りや山スキーなど、四季折々の山の楽しみ方を伝えている。
どんな山旅ですか?
「はい、え~、今日はですね~、谷川岳の天神尾根のルートということで、
まぁ初心者向けのルートなんですけれども、
まぁお花あり、岩の風景あり、
あの~、谷川岳の魅力がギュッと詰まったコースをご案内したいと思いま~す」
沢山楽しめそうですね?
「そうですね、はい、今ちょうどお花もいい時期なので、
楽しめると思いま~す」
朝8時、早速ロープウェーに乗って出発だ。
夏の谷川岳を巡(めぐ)る日帰りの山旅。
ロープウェーを降りた天神平駅から登山開始。
お花畑の広がる高原を巡り、眺めのいい天神峠へ。
ブナの森を歩き、険しい岩尾根、天神尾根を登る。
一つ目のピーク、トマの耳では360度の大展望。
稜線を彩る花々を眺めながら、最高峰、オキの耳を目指す。
下山は来た道を戻る。
往復5時間半、初心者も楽しめるルートだ。
*撮影:7月中旬
ロープウェーを降りると
〇天神平(1319m)
「さぁ天神平到着しました」
ここはもう標高1300mに広がる高原。
「じゃせっかく今綺麗に咲いてるんでゆっくりお花畑見てから行きましょうか」
わぁ~、黄色い花が沢山。
「今見頃迎えているのがニッコウキスゲですね。
ニッコウキスゲは百合の仲間なんですけども、
一日花っていって、朝開いて夕方には萎んじゃうお花なんですね」
〇ニッコウキスゲ
こんなに綺麗なのに一日しかもたない。
でも、沢山の蕾が次々と咲くから一月程見られるそうだ。
雪融けを待っていた夏の花々、ロープウェーがあるから気軽に楽しめる。
〇ヨツバヒヨドリ
ピンクの花が集まって咲くヨツバヒヨドリ。
〇クガイソウ
クガイソウは穂の形をした紫の花。
夏の陽射しと雪融けの水が創るお花畑だ。
〇オニシモツケ(ピンク色のお花)
「このオニシモツケ咲いてる辺りとかも
少し湿地になってるんですけども、
ちょうどまぁ高原のお花っていう感じですよね」
冬はスキー場のゲレンデになるという天神平の草原。
広々とした高原に付けられた道を登って行く。
「スキーコースなので、歩くとまぁやっぱりそれなりに斜度がありますけど」
結構きついな。
汗もかいてきたな~。
「じゃあ、もう登り出した暑くなってきたんで、
この辺りでマスク外しましょう」
夏山では熱中症も大きなリスクだ。
気温に合わせて調節をしよう。
鳥居がある。
「あそこ上がった所は天神峠になります」
歩き始めて30分
〇天神峠
標高1500m程の天神峠まで登って来た。
この先に眺めのいい所があるそうだ。
「ちょうど今山頂二つ見えてますね」
谷川岳が近くなった。
〇谷川岳(1977m)
山頂の辺りは険しそうだなぁ。
手前がトマの耳、その向こうに見えるのが、最高峰のオキの耳だ。
「ここから見る谷川岳は、あと耳二つが結構くっきり見えて、
あ~、谷川らしいなってなりますねぇ」
この先は山頂に向かって延びている天神尾根を辿(たど)って行く。
天神峠から20分程、森の中へ下って来た。
「谷川岳はあの山麓からこの辺りまで、白っぽい幹に斑模様の
ブナが作っている森になります」
ブナの森は雪の多い所で良く見られるそうだ。
「わぁ~、なんか今日、木漏れ日も凄い綺麗で、やぁ気持ちいな」
ほんと青葉が爽やかですね。
「ここちょっと」
あっ、何か見つけたかな?
「変わった植物がもさもさっと出てます」
〇モウセンゴケ
「これモウセンゴケっていって、実はですね、食虫植物なんです。
粘々した液を出しているですけど、こうやって触るとこう、溶くような」
この粘々でやって来た虫を捕まえるそうだ。
この辺りでは陽の当たらない湿った所に生えている。
「沢山降る雪、雪融けのお水がじわじわとそのブナの森に沁み込んで、
こういうちょっと湿った所も出てきてくるんでしょうね」
足元の何気ない草花も良く見ると面白いなぁ。
こうした小さな自然を楽しむコツ、教えてもらおう。
今回はここまでとさせていただきます。
次回は小さな自然を楽しむコツをガイドの高月さんに教えていただきます。
「
どうもお疲れ様です。
はい、以前放送したものです。
そうですね、王様の耳とおミミ様ですね。
特に我々にとりましては、「おミミ様ご降臨」がいつになるかですよね?w
台風の方はいかがでしょうか?
どうぞご注意してお過ごしくださいませ。
王様の耳wおミミ様w