1229番:ハイジ(44)登校日
- カテゴリ:日記
- 2021/08/05 03:37:38
ハイジ(44)
——————————【44】——————————
„ Wo ist er jetzt hin ? “ fragte Heidi, die mit gespannter
Aufmerksamkeit den Vogel verfolgt hatte.
„ Heim ins Nest “, war Peters Antwort.
„ Ist er dort oben daheim ? Oh, wie schön, so
hoch oben ! warum schreit er so ? “ fragte Heidi weiter.
„ Weil er muß “, erklärte Peter.
„ Wir wollen doch dort hinaufklettern und sehen, wo
er daheim ist “, schlug Heidi vor.
„ Oh, oh, oh !“ brach Peter aus, jeden Ausruf mit
verstärkter Mißbilligung hervorstoßend; „ wenn keine
Geiß mehr dorthin kann und der Öhi gesagt hat, du
dürfest nicht über die Felsen hinunterfallen ! “
——————————(訳)————————————
「あの鳥、どこいったのかしら?」 緊迫した面持ちで
鳥のあとを目で追っていたハイジが聞きました.
「巣の中のお家だよ」、ペーターの答えだった.
「あの鳥、あんな上の方に住んでいるのね.まあ
何て素敵なんでしょう.あんな高いところだなんて!
なぜあんなに叫ぶのでしょう?」ハイジは尋ねました.
「叫ばないといられならないからだよ」ペーターが説明しました.
「ねえ、私たちもあそこまで登って、あの鳥がどこに住んでいる
か見てみましょうよ.」ハイジが提案しました.
「おや、まあ、あきれたね.」ペーターは叫びの声を吐いた.その
都度、より大きな不賛成を突き出すようにして.
「一匹の山羊ももう上って行けないというのに、しかもお爺さん
が言っていたというのに!君が岩塊から落ちないようにってね!」
——————————【語句】————————————
hin sein《口語》(向こうに) 行く、行ってしまっている
gespannter (形、女強3) <gespannt (過去分詞)❶緊迫した
❷期待に満ちた √spannen
die Aufmerksamkeit (EN式)❶(単のみ)注意、関心
Ich lenkte seine Aufmerksamkeit auf diese Tatsache.
私は彼の注意をその事実に向けた.
❷配慮、親切、❸(ささやかな)贈り物
verfolgt <verfolgen (他、4格を)追う、たどる、目で追う
(経過などを)注意深く見守る
das Heim (E式) (自分の)家
das Nest (ER式) (鳥などの)巣
daheim (副) 自宅で; 故郷で
Um 10 Uhr bin ich wieder daheim.
私は10時には帰宅しています.
* 評論社テキスト解説には
Heim ins Nest = Ee ist ins Nest heimgegangen
尚、heim/gehen (自/s) 家に帰る、帰宅する
oben (副) 上に、上の方に
schreit (3単) <schreien (自/h) 叫ぶ、悲鳴を上げる
hinaufklettern 辞書不掲載 → hinauf + klettern 分けて調べます.
hinauf (副) (下から) 向こうの上へ
hinauf (分離前綴り) 向こうの上へ (アクセントが置かれる)
hinauf/bringen 運び上げる
klettern (自/s) (両手足を使って) よじ登る
an den Seilen klettern / ロープを伝わってよじ登る
doch (副) ねえ、だって、
schlug Heidi vor ハイジは提案した.< schlug...vor 提案した
<vor/schlagen (他) (4格を) 提案する
三変化: vor/schlagen、 schlug ... vor、 vorgeschlagen
aus/brechen (他)(4格を)壊して取る、折り取る、❷ 吐く
der Ausruf (E式)(大声による不意の) 叫び
die Missbilligung (EN式) 不同意、不賛成
hervorstoßend (現在分詞) <hervorstoßen (辞書不掲載)
hervor + stoßen = 前へ + 突く、突き刺す
oh (間) おや、まあ(驚き・喜びなどを表して)
Oh, wie schön ! ああ、なんてきれいだこと!
Oh, Verzeihung ! あ、ごめん.
wenn ~するときに → ~という状況なんだから
wenn keine Geiß mehr dorthin kann
一匹の山羊もこれ以上先に行けないというときに
↓ (そういう状況だと言っているわけなので)
一匹の山羊もこれ以上先に行けないというのに