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お部屋探しのコツ:風呂トイレ編

ユニットバスは1964年の東京オリンピックで誕生しました。

ホテル建設がオリンピック開催に間に合わなくなりそうになり、簡単な方法で風呂トイレを設置する必要が生じました。そしてその問題を解消する手段として開発されたのがユニットバスだったのです。

日本人にとっては信じられないことです。湯舟につかっているとトイレが目の前にあって匂うのですから。ですが、欧米にとっては元々風呂トイレが一緒だったので「壁の材質が変わって狭くなった」ぐらいの認識で特に不満はなかったのでしょう。

これは風呂文化の違いによるものです。どうも欧米ではシャワーで汚れを落とすだけでそこに湯舟のお湯でくつろぐという感覚がないらしいのです。

そのホテルだけでユニットバスが終わってくれればよかったのです。ですがやってみたら造るの早いしメンテナンスも楽とかで今の安い集合住宅にも採用されるようになってしまったのです。ユニットバスでは不満なのですが安さで選ぶのなら仕方がないということですね…。

別にシャワーだけでいいからユニットバスでもいいよという方は次のデメリットも把握しましょう。僕の経験でもあります。

・トイレの紙がふやける→対策としてシャワートイレ(とも言うらしい)用の紙にする
・シャワーのお湯が飛び散る→シャワーカーテンを使う
・湿気が高いからシャワーカーテンがカビる→換気、ひどいなら買い替え

ちなみに「トイレの床掃除は水で流せるから楽」はメリットにならないと思います。それが湿気の原因だからです。

軽い気持ちでユニットバスの部屋に住んだことがありますが、その後のお部屋探しではやはり風呂トイレ別が基準になりました。今では毎回湯舟に入れて快適です。

とにかく、ユニットバスは昔の東京オリンピックが元凶だったのです!





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