日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/07/15 00:45:28
こんばんは!15日(木)は西日本から東日本では晴れ間もありますが
雲が広がりやすく、山沿いや内陸を中心に雨や雷雨となるでしょう。
土砂災害や低い土地の浸水などに警戒し、落雷や突風などにも注意してください。
北日本は太平洋側では雲が広がり、日本海側は晴れる所が多い見込みです。
南西諸島は概ね晴れますが、にわか雨の所もありそうです。
訪れるのは尾瀬に聳える燧ケ岳(ひうちがたけ)。
古くからの街道を辿(たど)り、美しき湿原を巡(めぐ)る山旅です。
江戸時代から続く
街道
雪のような
ワタスゲの群落
尾瀬の盟主
その頂へ
風薫る 美しき尾瀬
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燧ケ岳
本州最大の湿原が広がる尾瀬。
その北部に聳えるのが、東北の最高峰、燧ケ岳です。
〇福島県桧枝岐村(ひのえまたむら)
今回は北の玄関口、福島県桧枝岐村からその頂を目指します。
*この番組は2020年8月10日に放送したものです
ガイドさんとは七入(なないり)バス停で待ち合わせ。
〇七入バス停(1080m)
おはようございます。
〇ガイド 城健史さん
「おはようございます。
ガイドの城(じょう)です、よろしくお願いします」
いい天気になりましたね。
「そうですね、絶好の登山日和で、今日は楽しんで行きましょう」
神奈川出身の城健史(じょうたけし)さん。
尾瀬の自然に魅せられ、6年前桧枝岐村に移住。
ガイドの傍ら、サンショウウオの漁師や村伝統の
曲げわっぱ職人としても活躍しています。
この時期の見どころを教えてください。
「ちょうど尾瀬は季節が春から夏に入れ変わった頃で、
長い尾瀬の冬を耐えた植物たちの生命が躍動するそんな季節です。
ちょうどワタスゲが見頃になっていて、
絶に生えるワタスゲ綺麗だと思います」
二日を掛けて尾瀬沼と燧ケ岳を巡る初夏の山旅。
1日目
一日目は七入バス停から出発。
会津沼田街道を歩き、ブナの森や滝を楽しみながら沼山峠を越え尾瀬沼へ。
花々の咲く湿原を散策し、尾瀬沼から燧ケ岳の雄大な姿を眺めます。
この日は来た道を戻り、沼山峠からバスを利用し、桧枝岐村で宿泊。
2日目
二日目はバスで御池(みいけ)登山口へ。
急登を登り、中腹の美しい湿原を歩き、燧ケ岳の頂へ。
360度の大パノラマを堪能します。
帰りは同じ道を下ります。
二日間で23kmを歩く健脚者向けコースです。
午前7時、七入バス停を出発。
尾瀬沼に続く林道を進む。
*撮影:7月上旬
15分程でブナやカラマツが生い茂る森に入った。
あ~、梅雨の晴れ間の緑が綺麗だな。
「気持ちがいいですね~、新緑の頃も美しいですけど、
こういう成熟した濃い緑も綺麗ですね」
ほんとに。
葉っぱもキラッキラしてる。
それにしてもこの道どこか雰囲気があって歩きやすいなぁ。
「そうですね、実はですねここの道は会津沼田街道といいまして、
江戸時代の頃に上州の沼田、今、群馬県の沼田市ですね。
そこと会津若松の城下町を結ぶ為の交易路として整備された道です」
〇会津沼田街道
へぇ~、街道だったんだ。
かつてこの道を行き交った人々に思いを馳せながらゆっくり進んで行きます。
あ~沢だ、綺麗だな~。
「え~、この沢が道行沢(みちぎざわ)という沢になります。
ここから先はこの道行沢に沿って、
右岸と左岸を使いながら沼山峠まで登って行きます」
〇道行沢
〇一番橋(いちばんきょう)
この葉氏は一番橋、全部で五つの橋を渡るそうです。
会津沼田街道の中で今歩いてるこの辺りが一番当時のままなんだとか。
〇ブナ
「大きなブナの木ですね~」
ほんとだ~、何mぐらいあるんだろう?
「この道行沢には沢山のこうした大きなブナが生えています」
へぇ~、立派なブナの森ですね。
「いやぁ、ほんと綺麗な森ですね」
〇トチノキ
ブナの他にもこ~んな大木が。
こちらはトチノキ。
昔はトチの実をお餅やお粥にしてよく食べていたそうです。
心地いい風が森を吹き抜けます。
木々の息吹を感じながら沼山峠を目指します。
歩くこと2時間、だんだん峠道らしくなってきた。
あ~息が上がってきたな。
「まだまだ道は引き続きますので頑張ってください」
はい。
「はい、頑張りましたね。
沼山峠がまだ先なんですけど、ちょっとお見せしたい所があるので
ちょっと寄り道して行きましょうか?」
何だろう?楽しみだなぁ。
「どうですか?この滝、素晴らしい滝でしょう?」
うわ~、きれ~い。
〇抱返ノ滝(だきかえりのたき)
落差18mの抱返ノ滝。
抱きかかえて帰りたくなる程可愛らしいというのが名前の由来なんだとか。
*名前の由来は諸説あります
「春の雪融けの頃なんかはもっと水量が多い時もあるんですけど、
自分は水が落ち着いてきた今ぐらいの方が
飛沫(しぶき)なんかも綺麗に見えるので好きですねぇ」
静かな森に響き渡る水音に暫(しば)し耳を傾けます。
出発して3時間、建物が見えてきた。
今回はこの辺りで終了と致します。
次回はこの建物がある登山口の紹介から始めます。
どうもお疲れ様です。
水芭蕉は春ですね。
既に映像でもありませんでした。