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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③  


こんばんは!25日(金)は北日本から西日本で晴れ間もありますが、

雲が広がりやすく、所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。
南西諸島は曇りや雨となり、雷を伴った非常に激しい雨の降る所もある見込みです。
落雷や突風、土砂災害などに警戒、注意をしてください。

芽吹きの季節
険しい岩場を越え
間近に望む
雄大な富士山
岩尾根に咲く
貴重な花々

            緑輝く富士絶景の峰
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              王岳・鬼ヶ岳

*撮影:4月下旬

〇大内征さん

山岳雑誌や山のガイドブックなどで活躍する作家、大内征さん。
レグでも富士山の眺めを楽しむ旅を紹介しています。

前回は1日目、揺らめく炎を見つめながら湖畔でのキャンプを
した所までのご紹介でした。
今回は2日目から始め、頂上を目指して進みます。

2日目

「おはようございます。とても美しい朝ですね。
 そして美しい湖畔にいるんで、とっておきの景色を見に、
 早速、湖上に向かいましょう」

朝6時、カヤックで西湖に漕ぎ出す、気持ち~な~。

左の岸辺、黒い岩がゴツゴツしてますね。

「これは富士山の活動によって流れ出た溶岩ですね」

平安時代、今から1200年前程前の噴火の跡なんだとか。

「ぐたいの方の岸を見てみてください、ちょっと白いですよね」

ほんとだ~。

湖の左右で岸の様子が違うんだ~。
左の黒い溶岩は富士山の裾野の先端。
右の白い砂浜は御坂山地から流れ出たものなんですって。

西湖の西の端に上陸。
カヤックを降りて振り返ると水面に映る富士山。

「逆さ富士ですねぇ、やぁ見事」

こんなにくっきり二つの富士が見られるなんてラッキー。

西湖から再び王岳へ。
ここから東に聳える鬼ヶ岳を目指す。
痩せた尾根を行く。

「ここからちょっと岩場になりますんで、気をつけながら進みましょう」

うわぁ~、岩が剥き出しになってる、こんな所を下るんですか~?

「足元が結構けしてますんで、滑らないように気をつけてください」

は~い。

慎重に行こ~う、わ~、結構道が崩れてるなぁ。

やっと降りたと思ったら、今度は登り。

「ちょっとアップダウンがまたこの稜線の一つですよね」

よいしょっ、あっ、あ~。

「絶景ですね」

ほんとだ~。

西湖があんな下に見える。

「今朝カヤックでも見た景色ですけれども、白い砂浜がありました。
 あれはまさに断崖の砂なんですよね」

御坂山地はおよそ600万年前に海底から隆起して出来た山。
長い時をかけ雨風に削られた岩尾根を行(ゆ)く。

ほ~んと険しいなぁ。

「おっ、コイワザクラですねぇ、この岩に沢山生えてますね」

岩の隙間に根を張って咲いてる~、健気(けなげ)だな~。

〇コイワザクラ(紫色のお花)

「険しさの中に可憐な、でも生命力というか強さをね、感じます」

陽当たりのいい所には小さな花が沢山。

〇キジムシロ(黄色いお花)

〇フデリンドウ(薄紫色のお花)

岩だらけの稜線を彩ってるんだ~。

花に励まされさらに登る、段々空が近づいてきた。

「いよいよ山頂間近っていう感じですね」

でも、どんどん傾斜が急になります。

「ねぇ、ほんと最後の登りが鬼の如く急ですねぇ」

鬼に負けないように、一歩一歩確実に。

登り続けること5時間

「来ましたね~」

〇鬼ヶ岳(1738m)

「お疲れ様です、鬼ヶ岳の山頂到着で~す」

ありがとうございました。

「ちょっとこっちを見てみてくださ~い、ど~んですねぇ」

これまで見えなかった稜線の北側が一望。

「奥秩父の盟主金峰山(きんぷさん)。
 で、その隣に瑞牆山(みずがきやま)が見えています」

さらに八ヶ岳、山梨の甲府盆地を囲む名峰がずら~り。
西に連なるのは白銀に輝く3000mの稜線、南アルプスだ。

〇鳳凰山

〇北岳

〇間ノ岳

まさに360度の大パノラマ。
そして南には富士山。
名立たる山々の中でも圧倒的な存在だ。

〇大内征さん

「芽吹きの季節だったので、出発した所は、
 あ~、緑がこう美しく出てきたちょうどそういうタイミングでした。
 花だったり、木だったり花を迎えた表情というのを
 捉えることが出来たんですけど、またこれでもかっていうぐらい
 登っては降りて、でもその繰り返しの先にある、やっぱりその絶景だったり、
 近いが故のスケール感、この山の眺めのまぁ、特徴だと思います」

山梨の御坂山地に聳える王岳、鬼ヶ岳。
大迫力の富士の絶景をとことん楽しんだ山旅でした。

スタートは富士急行線河口湖駅から車で30分の精進湖の湖畔でした。
そこでガイドの大内さんと待ち合わせをしまして、
富士山と大室山を眺めました。
イヌシデやカエデ、クロモジ、ミツバアケビという植物たちを見ながら進み、
オオルリ、ヤマガラ、コゲラなどの鳴き声を聞きながら標高を上げて
進んで行きました。、
1000mを超えると中道往還の石垣がありました。
静岡県の駿河湾を眺めながら海の幸をかつて運んだ時代を
馳せながら進みました。
標高1300mを超えますとミズナラが立ち並び、
標高1500mを超えますと標高差100m程の急登を一気に登りました。
そして王岳へ(標高:1623m)。
富士山の広い裾野を一望し迫力を感じました。
富士五湖や駿河湾、甲府盆地を取り囲む山々、
いつまでも素晴らしい眺望が眺められる山でいてほしいですね。

アバター
2021/06/26 00:38
こんばんは!既に土曜日ですね。
どうもお疲れ様です。
アドバイスをありがとうございます。
機会がありましたら、日焼け止め対策をきちんと致しますね。
アバター
2021/06/26 00:03
カヤックは気持ちいいけど日焼け止めをしっかり塗らないと
とんでもないことになりますよ(@_@。




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