日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/06/18 00:38:15
こんばんは!18日(金)は北日本から東日本は概ね晴れますが、
東海や北陸は夜には雨となりそうです。西日本は朝から雲が広がり、
午後は広い範囲で雨が降る見込みです。南西諸島は曇りや雨となるでしょう。
広葉樹の森を歩き
山の春をさがす
垂直の
世界に挑む
憧れのロックガーデン
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瑞牆山
*この番組は2019年6月に放送したものです
〇クライマー 高柳傑さん
高柳さんは岩登りをする為に、 2018年に横浜から瑞牆山のある山梨県北杜市に移住。
本場ヨセミテのビッグウォールにも挑んでいます。
*撮影:2019年5月中旬
前回は二日目のグランピングと呼ばれるレストラン顔負けの
食事を召し上がったところまでのご紹介でした。
今回は三日目からスタートを致しまして頂上を目指します。
3日目
「おはようございま~す」
おはようございま~す。
「今日は頂上まで登ります、頑張って行きましょう」
はい。
午前8時出発
今日歩くパノラマコースは、今、整備が進められていて、
登山地図には載っていないんです。
高柳さん、整備中って聞いたんですけど。
「はい」
思ったよりしっかり道がついてますね~。
「そうですね、所々矢印もありますし、
カンマンボロンのきぐまでは、まぁ、歩きやすいのかなといった感じです」
「おっお、カンマンボロンの岩壁見えてますね~」
うわっ、凄~い、でもカンマンボロンって?
〇カンマンボロン
変わった名前だなぁ。
赤い矢印に導かれて順調に先へと進みます。
「カンマンボロンの真下に到着しました。
この先、え~、岩場が真上にあるので、
ヘルメット、安全の為に被って行きましょう」
はい。
「え~、ここがカンマンボロンの由来の、
え~、場所で、この岩の模様が
カンマンボロンの梵字に見えるといわれています」
梵字とはかつてインドで使われていた文字で、
カンマンボロンとは大日如来、不動明王という意味。
弘法大師が刻んだと伝えられています。
カンマンボロンと名付けられた巨大な岩壁。
ちなみに梵字があるのはここです。
カンマンボロンから瑞牆山山頂へは、岩壁を横切るように登って行きます。
何か道が少し荒れてきたなぁ、マークも無くなっちゃったし。
「あっ、こっちですよ~」
え?
「この辺り、少し道が入りくんでて分かりにくいんで、付いて来てください」
う~、危ない、危ない。
道を良く知ってる人と来なかったら迷ってたなぁ。
あれ?あの正面の岩に付いてるプレート、凄く新しくありません?
「そうですね~、あの最近山梨県がこの道を整備、え~、してるらしくて、
その影響で付いたんじゃないかなぁと思います」
段々整備が進んでるんだな~。
登山地図に載る日も近いかもしれませんね~。
あ~、でも結構急な道だな~。
「お疲れ様です、ここ陽当たりも良くて暖かくて見晴らしもいいので、
ここで一回休憩しましょう」
は~い。
「で、凄いですよね~?この辺もう岩峰が綺麗で」
出発から3時間
「大ヤスリ岩のきぐに着きましたね~」
高さ100mもの巨大な岩峰、大ヤスリ岩。
日本で最も困難なクライミングルートの一つだそうです。
〇大ヤスリ岩
何処から見ても一目で分かる瑞牆山のシンボルです。
ここまで来れば頂上はもうすぐです。
標高2100m
「ここで一般登山道と合流しましてねぇ、
なんで、こちらでヘルメット脱いで行きましょう」
はい。
標高が高くなったせいか、ちょっと肌寒くなってきたな。
あれ?あそこにあるのは氷柱(つらら)ですか?
「そうですね~、これちょっと溶け始めてはいるんですけれども、
まだこの時期だと寒い日が結構あるので、まぁ朝方、まぁ夜間ですね、
あのしっかりこういう風に氷柱が出来たりしますねぇ」
麓との気温差は10度近く、下は花が咲いてたけど上はまだ氷の世界。
「また少し、まぁ雪というか水みたいな感じなんですけど
しばらく続きそうなんで気を付けてくださ~い」
出発から4時間
〇瑞牆山山頂(2230m)
「お疲れ様でした~、瑞牆山山頂到着で~す」
ありがとうございました~。
南東にどっしりと構えるのは秩父の名峰金峰山(きんぷさん)。
〇金峰山
瑞牆山は神が住むという五丈岩を守る為に創られたともいわれています。
〇五丈岩
〇南アルプス
そして南西に連なるのは南アルプス。
北西に見えるのはまだ雪を残す八ヶ岳です。
〇八ヶ岳
〇クライマー 高柳傑さん
「最初に来た時になんですけど、ほんとに中国の水墨画の様な、
あの基峰、岩峰度が広がっていて、
こんな所本当に見たこと無いなって凄い幻想的な感じなので、
そうですね、そういう環境の中で歩いているだけでも、
まぁハイキング、トレッキングしてるだけでも、ほんとに充実してくる。
まぁそういう場所で、まぁクライミングをしているっていうだけで
本当に楽しくなっていきます」
日本を代表するロックガーデン、瑞牆山。
その魅力をたっぷり楽しんだ山旅でした。
瑞牆山駐車場からスタートをし、鼬(いたち)の仲間のオコジョがおりましたね。
そしてヤマザクラやシャクナゲが咲いていて美しいですね。
二日目はクラックと呼ばれる岩の割れ目に手を入れ、登りました。
色々な技がクライミングにはあるのですね。
みずがき山自然公園のキャンプ場ではイギリス発祥の
新しいキャンプスタイルを体験しましたね。
高級レストランのようでしたね。
そして山頂からはこうして秩父や南アルプスの山々が見れる。
南には甲府盆地ですね。
番組には出ませんでしたが、恐らく甲府盆地の夜景が美しいのだろうと
想像してしまいますね。
日本では珍しい岩の楽園瑞牆山、いつまでもこの岩峰が
ロッククライマーを見守っているんでしょうね。
どうもお疲れ様です。
はい、そうですね、山の岩盤に梵字が刻んであるのです。
流石は空海様ですよね?
良く急峻な所なのに彫られましたよね?
分かるってスゴイと思いますww