Nicotto Town



財布を拾う

駅のホームのベンチの上に財布が置いてあった

おそらく同じホームにいた人の中には気づいている人もいたと思うが、そのまま放置されてたい

その駅は無人駅なので私はそれを手に取り駅員へのインターホンを押す
すると定期券無人窓口まで移動するように言われる
そこにまたインターホンがあり会話を続ける

定期券を置く場所がありそこに財布を乗せるように言われる
そこにカメラがあるのだろうか確認しているようだ
定期券を放り込める入口に入らないかと言われるがそれよりも大きい

するとその無人窓口のシャッターを閉めるので台に置いてくれと言われる
そして財布の権利はどうしますかと聞かれる
わかりにくい表現だが財布を拾った者として一部を請求する権利だろう

面倒なやりとりに縛られたくないので必要ないと答える
そして私は財布を置いてそこを離れると暫くしてシャッターが閉まった





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