Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


1085番:仏作文(39の上)

Leçon 8  マスコミ Moyens d'information


仏作文【第39回】

文例39

 この日刊紙にあなたのことが出ています.読んでごらんなさい.
 
 On parle de vous dans ce quotidien.  Lisez-le.


◆ 人称代名詞の形を知るのは難しいことではありません.直接目的で
 は me,  te,  le (la),  nous,  vous,  les.   間接目的の場合には le (la)
  が lui に、 les は leur に変わるだけです.

◉ 同時に2つの人称代名詞が使われるとき
   「私はあなたにそれをあげます」とか「彼は彼女に彼らを紹介する」
 というように、1つの文の中で直接補語と間接補語が同時に使われる
 ときには、肯定命令の場合を除いて、補語代名詞は全て動詞の前に置
かれます.
 直接補語は、le、la、les、だけ、つまり3人称だけを使い、me、te、nous、
vous、を使うことはありません.
 間接補語は、1,2人称(me、te、nous、vous ) は直接補語の前、
 3人称(lui、leur)は直接補語の後に置きます.

 従って、直接補語と間接補語を用いるときの語順は、次のどちらかになります.

主語 + (me、te、nous、vous のどれか)+(le、la、les)+ 動詞
主語 + (le、la、les のどれか)+  (lui、leur のどちらか)+ 動詞

 では「私を」「彼に」紹介するというのはどうするか?
答えは「彼を」「私に」紹介する、という言い方をします.
M. Legrand me le présente.

「それじゃ不便じゃないのか?」、と思うかもしれないが、
「私を彼に...」どうする表現がありますか?
思い浮かばなければ、それで問題はないでしょう.

命令形では、me はmoi に、te は toi に変え、動詞の後に―を使って置きます. 、

動詞 ―(le、la、les のどれか)―(moi、toi、lui、nous、vous、leurのどれか)  
 
 Prêtez-les-moi. / それらのものを私に貸して下さい.


◆ 代名詞を使うとき、気をつけたいのは、le、en、y の使い分けです.
 それと「~と」という日本語にひっぱられて、
 「私は彼とよく会っている.」という表現で「彼と」の部分を
  avec lui などとしないよう気をつけましょう.
  Je le vois souvent. のところを Je vois souvent avec lui.
   とすれば、アウトね! 誰に「会うとね」? 彼ならle voir でよかと.

 souvent を使わなくても「人とよく会う」という意味の動詞には、
 fréquenter [frekãte] があります.
 Mon oncle fréquente les journalistes. / おじはジャーナリストによく会う.
 問題はこの les journalistes を「彼ら」に変えて言えるかどうか.
  「彼らによく会う」.だから、
 Mon oncle leur fréquente. だとして涼しい顔をしていてはいけません.
 正しくは Mon oncle les fréquente. になります.
  「彼によく会う」も同様、
 Mon oncle le fréquente. であって、もうMon oncle lui fréquente. のような
 間違い文は作らないようになったでしょうか? 
 
  では、本日の作文課題に移ります.


問題A
1. 彼は嘘つきだ.彼を信じるなよ.

単語チェック:  
嘘つき:menteur, -se
信じる:croire


【ゴタぴょん生徒の答案】:
Il ment.  Ne le croyez pas. (敬称)
Il ment.  Ne le crois pas. (親称)


【正解文】:
Il est menteur.  Ne le croyez pas.


  ≪感想≫
menteur に冠詞をつけるのか、つけないのかが分からなかったので
il ment.  にしたのだが、勇気をもってmenteur を使うべきだった.
英語と違って、現在形には、進行相を含むフランス語では、Il ment.
にすれば、「彼は嘘を言っている.」と取られるようだ.


問題A
2. 私は彼には何も言わなかったよ.

ゴタぴょん生徒の答案:
Je ne l'a rien dit.


正解は:
Je ne lui ai rien dit.

 
   ≪感想≫  
ai をa と書くようでは、仏検5級も危ない.それから、さっき勉強
したばかりなのに、全然学習していなーい. 「彼に」は lui でした.
lui [リュイ] に留意しよう.

『彼「を」le 「る」(+)と「彼に」lui [留意]をする語順』

この歌の発明者:ゴタぴょん生徒「著作権放棄しますのでみんなで使って覚えましょう」



1086番に続く




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