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重賞展望


【平安S】今年は中京ダート1900での開催やから傾向なんかは参考程度に。中京ダート1900は直線入り口辺りの急坂スタート。その後2コーナーからまた上って向正面の残り1000m辺りから一気に下り。そして最後にまたゴール前の急坂とかなりアップダウンが激しいのが特徴。コース形態から前半のペースは上がりにくく、コーナー径がきついことで加速しながらコーナーに入ると外に膨らむためロスが大きくなり内や前が有利になりやすい。差しが決まるのも内を通った馬が来ることが多いのも覚えておきたい。上級条件のレースが殆ど行われへんコースやから傾向を読むのは難しいけど、1800で行われるチャンピオンズCなんかは負荷が大きい前半のペースが速くなると一気に差しが決まりやすくなったりもするからね。その辺りが1900でも当てはまりそうやから枠の並びには注意したい。血統的にはこれもレースやなくコース全体の傾向になるけど、1800と比較すると明らかに欧州のスタミナ色が優勢になる印象。それだけ坂越え2回はタフということかな。

アメリカンシードは前走一気の相手強化でテンのペースについて行けず揉まれる形になって惨敗。これ自体は予想通りでゴリゴリの欧州血統にはありがちな脆いタイプやね。今回も相手が楽になるわけではないし、内枠に入るとやっぱり危ないとは思う。ただ、これといった快速馬が見当たらんのは前走よりやりやすいかも。オーヴェルニュは馬体減やワンターンで高速決着になったのが原因のフェブラリーは度外視で良い。先手は取りやすそうやし巻き返す可能性は充分。ただ距離自体は初やからね。本質的なスタミナがあるかどうか。雨は歓迎。マスターフェンサーは長い距離で結果を出してきてるようにスタミナ面は問題ない。気になるのは高速決着になった時のスピード面かな。マルシュロレーヌは牝馬限定の交流重賞で一気に頂点に立ったけど中央のダートはまだ1戦しか走ってへんからちょっと読みにくいね。血統的には芝向きやから中央の軽いダートは問題なさそうな気はするけど。穴っぽいところでは交流重賞で力をつけて前走久々の中央でも馬券に絡んだロードブレス、低レベル戦ではあったけど同コースのシリウスS2着のサクラアリュール、前走流石に位置取りが極端すぎたアルドーレあたりを。





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