『永遠と自動手記人形』
- カテゴリ:アニメ
- 2021/05/17 08:38:01
買い集めたキャンプ道具一式を娘に自慢したあと、
スマホの指紋認証も登録したぞ、便利だぞと見せたら鼻で笑われ、
顔認証というものを教えられたあと「そうだ忘れてた」と箱を差し出された。
緑っぽい地味な箱、メリーかモロゾフの豪華版チョコかと思ったら、
ヴァイオレットエヴァガーデン外伝のDVDではありませぬか。
8月4日発売の劇場版も予約したという。でかした。天晴。
『永遠と自動手記人形』の予告編はいかにも外伝っぽく、
主人公が中心の話ではないと思って興味が薄かったんですが、
観たらやはり、イイっすね、今回も涙腺にクる。二回観た。なるほどなるほど。
ネタバレは嫌いなのですが、私が感じたメッセージのひとつは、
「憧れを抱き職業に身を投じる若者を決して幻滅させるな」というもの。
どうでしょう。アタシがイイ歳だからそう思うだけかもしれないんですが。
面接で意気を買い採用した連中が現場で疲弊し辞めていくのを何度も見た。
フォローで何とかなる問題じゃない。業界や企業の体質ってヤツがある。
上に噛みついても蛙の面に小便、切る役目がアタシに回ってくることも多々。
彼や彼女の顔は何度も夢に出てきます。今でも。
恨まれ忌み嫌われた私が、連中のその後に幸多かれと思ってるなんてことは、
責任回避と贖罪という偽善の最も醜い面に過ぎんわけです。トホホ。
こういうメッセージを脊髄に叩きこみたい階層の馬鹿どもはアニメなぞ見ない。
だからなのか、善い話だと思って観てしまうわけです。
最後のテロップに犠牲者追悼メッセージ出るかと思い正座したが、出なかった。
エンディング以降の物語が付録の小冊子としてついてきた。
商売もあるけど、劇中でやってもいいじゃない!とそこだけ不満だな。
劇場版も楽しみです。ファンとしては不器用夫婦の新婚話とか欲しいなあ。