Nicotto Town



仮想劇場『懐かし気な顔』


少しだけ真剣な面持ちで未来を描いてみた
先は長いと思い込んでいい加減な日々を過ごしてきた
結局は変わりゆく町を眺めていただけで僕は何もしなかったわけで
同じ顔と同じ顔でも分かり合えるのならそれでよかったのかもしれないと思った

いつか渡航したいと真剣に考えてもいた
一人旅の果てに行きつく町に描いていた未来があるのかもしれないと
でもそんなものはいつだって後付けの言い訳だ

懐かしいひとにあった
そのひとは常に他人のために一生懸命だったように思える
特に交流があったわけではないがなんとなく覚えている
そのグループはいつも町を賑わせていた
いまとなっては銀幕の中のスクリーンノイズだ






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2021/05/06 01:00
こんばんは。
日記広場から来ました。
ステキな小説ですね☆彡




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