960番:桃太郎
- カテゴリ:日記
- 2021/04/09 06:04:22
Momotaro 4
Da begann der Pfirsich zu ihr hin zu rollen, bis sie
ihn schließlich erreichen konnte. Sie nahm ihn aus
dem Wasser und lächelte. Sie wollte den selten großen,
schönen Pfirsich nach Hause mitbringen, um ihn ihrem
Mann so schnell wie möglich zu zeigen.
——訳——
すると、桃はおばあさんの方へどんぶらこ、どんぶらこ
と転がり始め、ついにおばあさんの手の届くとことまで
来ました.おばあさんはそれを川から取り上げて
にっこり微笑みました.おばあさんは、おじいさんに
出来る限り早く見せるため、その珍しい大きな美しい
桃を家に持って帰ろうと思いました.
《語句》
hin (副) あちらへ、向こうへ
zu ihr hin 彼女(おばあさん)の方へ
zu ihr のあとに置きます.
rollen (自/s) ころがる、②(乗り物が)ゆっくり動く
「ゆっくり動く」ので「どんぶらこ」と擬音を付けて
訳しました.(ちょっと強引な解釈かも)
beginnen (自) ① 始まる
②(他)(4格を)始める zu 不定詞を伴い、「~し始める」
Sie begann plötzlich, heftig zu weinen.
彼女は突然激しく泣き始めた.
schließlich (副) 最後に、ついに、結局のところ、やっとこさ、
erreichen (他)(4格に) 手が届く、(4格に)達する、届く
(4格を) 達成する
bis (前、4格支配) ~まで
(接)<従属>(定動詞後置)
Ich warte hier, bis du wiederkommst.
君が戻って来るまで、私はここで待っているよ.
bis sie ihn schließlich erreichen konnte
彼女がようやくそれに手でとれるところまで
ここで文頭に戻ってみてみましょう.
Da begann der Pfirsich zu ihr hin zu rollen,
Da は、「そこで」、「そのとき」、「そうすると」
おばあさんが桃に声を掛けたんですね.
「そうすると」桃は(声が聞こえたかして)
どんぶらこと寄ってきました.
どこまで寄ってきたかというと、
bis sie ihn schließlich erreichen konnte.
おばあさんの手の届くところまで.
lächelte < lächeln (自) ほほえむ .
selten (副) めったに~ない
(形) 珍しい、まれな
ein seltener Fall / まれなケース
um ~ zu + 不定詞 ~するために
um ihn ihrem Mann so schnell wie möglich zu zeigen.
Mann は「おばあさんの旦那」「夫」「ご主人」
この物語の山で木を切る「おじいさん」
辞書を引くと、「男性」となっていますが、
ここでは亭主のことです.
おじいさんのほうからは、おばあさんは
「Frau」になります. 辞書には、「婦人」、「夫人」
「女性」「既婚女性」などになっていますが、
「かみさん」のことをこう呼びます.
「meine Frau...うちのかみさんが...」
so schnell wie möglich できる限り早く
as quickly as possible (これの英語版です)
年のため申し上げておきます.
ihn = 桃
ihrem=おばあさんの(語尾em は強変化男性3格)
何?「おばあさんなのになぜ男性って?」
今頃そんなこと言わないで!これはMann(男性)に
直結修飾しているからですよ~.
最後に、辞書を引きたくないものぐさの
あなたのため、zeigen を引いておきます.
zeigen =(他)(4格を)見せる
(3格に)(4格を)見せる