907番:アルト・ハイデルベルク(72)
- カテゴリ:日記
- 2021/03/02 14:11:05
【72】
Karl Heinrich(faßt ihn an beide Schultern, rüttelt ihn ; glücklich).
Der Doktor kommt mit ! Der alte Doktor kommt mit !
Doktor. Und hol's der Teufel, Karl Heinz, jung will ich noch 'mal
werden ! (Glücklich, aber doch nur halblaut, wie einer, der
nur noch halb an das Glück glaubt.) Morgen mittag in der
Eisenbahn, wir zwei allein ! Eisenach, Frankfurt, Darmstadt,
Heidelberg ! Der Main und der Neckar !
Karl Heinrich(schüttelt ihn). Der alte Doktor kommt mit !!!
(Man hört unten im Hofe einen kuzen Trommelwirbel.)
Doktor. Jedesmal erschrickt man ! Dieses verfluchte Getrommel !
Ja trommelt nur, trommelt nur, aber für andere Leute !
Für uns zwei wird nicht mehr getrommelt !
Karl Heinrich(lacht).
——訳——
カール・
カインリヒ :(博士の両肩をつかんで、うれしそうに揺する.)
博士が一緒に行ってくれるんだ! おじいちゃん博士が!
博士 :君には負けたよ、カール・ハインツ.私もこれで若
返りできそうだ.(うれしそうに、しかし小声で、まだ
幸福を半分は信じる者のように) 明日の朝にはアイゼン・
バーンだ.ふたりっきりでな.アイゼナハ、フランクフル
ト、それから、ダルムシュタット、そしてハイデルベルク
だ.マイン川、そしてネッカー川!
カール・
ハインリヒ :じいちゃん博士が一緒に行ってくれる!!!
(下の中庭から少しの間、太鼓の連打が聞こえる)
博士 :いつも、いつも驚かせる太鼓だ!いまいましい音め!
さあ、叩け、叩け!他の人のために叩くがよい!
私たち二人には太鼓の音など、もはや不必要だ!
《語彙》
die Schulter {_/_n} 肩
faßt < fassen (他) (jn / et⁴ を) つかむ、捕まえる
jn am Arm fassen 人⁴ の腕をつかむ
rüttelt (現3単)< rütteln (他) (4格を) 揺する、揺さぶる
Er rüttelt mich am Arm./ 彼は私の腕をつかんで揺さぶる.
der Teufel {同尾式} 悪魔
Hol's der Teufel なんてこった、(研究社独和中)
こん畜生!(三修社アクセス)
そんなことはまっぴらだ(クラウン)
【ゴタの最終判断】:何と言っても相手は王子様.
王子を相手に「こん畜生」はないと思います.
ここは、話の流れに沿って、考えると
「まったく、あんたには、かなわないよ」
ぐらいに訳すのがいいと思います.
halblaut (形) 小声の
glaubt < glauben (自/他4格を) 思う、信じる
(自 an+4格を) 信頼する、(の存在を)信じる
schüttelt <schütteln (他) 振る、揺する、揺さぶる
im Hofe (3格支配の in は場所を示し、~で)
中庭で Hof の語尾eは強変化E式、ER式の
名詞でしばしば生じる
Hofe < der Hof {_(e)s/Höfe} 中庭、宮廷
der Trommelwirbel {同尾式}[トロンメルヴィルベル]
太鼓の連打
erschrickt (現3単) <erschrecken (自) 驚く
(他) 驚かす
das Getrommel {_s} 絶え間ない太鼓の音
verfluchte <verflucht (形) いまいましい、途方もない、
非常な
trommelt < trommeln (自) 太鼓を打つ
②(方向詞とともに)トントンと音を立てる
nur + 命令文 さあ~するがよい
Warte nur! まあ待て!
(ゲーテの有名な詩の一節)