Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③


こんばんは!20日(土)は北日本や北陸で雨や雪が降る見込みです。

大気の状態が不安定となる為、落雷や突風にご注意ください。
その他の地域は晴れるでしょう。

多彩な紅葉
大峯奥駈道
世界遺産
1300年の歴史
紀伊山地
最深部

            大自然に抱かれた修験の道
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                大峰山

〇ガイド 上野勝美さん

アウトドアメーカーのサラリーマンから14年前ガイドに転身した上野勝美さん。
大峰山など熊野古道を案内する傍ら、修験者として大峰山で修行に励んでいます。

*撮影:10月中旬

前回は行者還岳(ぎょうじゃがえりだけ)近くにあります
行者還避難小屋で一泊をしたところまでのご紹介でした。
今回は二日目八経ヶ岳山頂を目指します。

2日目

午前7時しゅっぱ~つ。

大峯奥駈道を南に進む。
あ~、今日もいい登山日和。

「ほんとに爽やかな感じですね~。
 一日目の荒々しいのと違って、
 今日はほんとに穏やか紅葉を楽しみつつ、歩きますよねぇ」

ほ~んと、心が安らぐなぁ~。

「あっ、見てください」

何ですか?

〇マユミ

「あれはマユミっていう木なんですよ」

マユミ?女の子の名前みたい。

「ピンクに見えるのは実なんですね。
 木が凄い弾力性があって、弓道の弓なんかにも
 使われるぐらいの木なんですよ」

〇真弓(マユミ)

だからマユミか?

紅葉の時期にピンク色って珍しい。とっても目を惹きますね~。

「そうですねぇ、紅一点って感じですよねぇ」

「見てください、これ」

うわぁ~、鮮やか~。

〇ゴヨウツツジ(別名シロヤシオ)

「ゴヨウツツジという木なんですけれども、
 ちょうどこの時期真っ赤になって綺麗ですよね」

すっごい綺麗です。

シロヤシオとも呼ばれるゴヨウツツジ。
初夏、白い花を咲かせる高貴な花なんですよねぇ。
光り輝く紅葉のトンネル、癒されるな~。

「爽やかな稜線を歩くという気持ちいい登山になってますよね」

起伏に富んだ大峯奥駈道。幾つもの霊峰を巡りながら進む。

出発して4時間、標高も上がり森の雰囲気も変わってきた。

「そうですね、下の方はね、カエデの類(たぐ)いが多かったですけど、
 ここから針葉樹でシラビソなんかが生えてるんですよね。
 これがもう山頂付近という合図なんです」

そっか~、植生も変わったんだ。

〇弥山(みせん)(1895m)

登り続けること30分、お社が見えてきた。

「はい、弥山の山頂に到着で~す」

は~い。

「お疲れ様でした~」

〇天河大辯財天社奥宮

「はい、見ての通り神社になるんですけれども、
 麓のですね天河(てんかわ)辯財天さんの奥宮になります」

最後まで安全な旅が出来るようお祈りします。

「はい、ではこちら行きましょう」

はい。

「は~い、見てくださ~い。あれが八経ヶ岳になります」

ついに来た。

〇大峰山最高峰 八経ヶ岳

「目の前に聳えるのが八経ヶ岳。
 役小角が法華経八着を納めたとされる大峰山の最高峰です」

ところで山頂付近に何か白くないですか?

「昨日の夜、冷え込んだんでしょうね」

〇霧氷

「白く見えてるのは霧氷(むひょう)だと思うんですけれどもね。
 下の方はまだこう秋真っ盛りのオレンジ、赤だったんですけどね。
 段々こう緑になって白いのある。
 ほんとに季節がいよいよ、まぁ、冬にに差しかかるかなって
 いうことなんでしょうね」

麓と山の上ではこんなにも季節が違うんですねぇ。

「そしたらいよいよ八経ヶ岳に登ります。行きましょう」

はい、お願いします。

弥山から一旦下り、山の鞍部へ。
お~、八経ヶ岳が一段と大きく見える。

「近づいてきましたねぇ」

山頂直下の登り返し、だいぶ歩いてきたのでしんどい。

「もう少しですので頑張って行きましょう」

はい。

歩き始めること5時間、山頂はかなりの風だ。

〇八経ヶ岳山頂(1915m)

*正確には1914、9m

「はい、お疲れ様です。大峰山最高峰八経ヶ岳1915mです」

ありがとうございました。

「この眺望を見てください」

う~わぁ~。

「ほんと最高ですよね」

北東には大峯奥駈道がずう~っと、大普賢岳へ続いてる。
ここを歩いてきたんだなぁ~。

〇大普賢岳

「これから南が釈迦ヶ岳、仏生ヶ岳ですね。
 それに繋がる尾根ですね。これがずう~っと熊野まで。
 最終的には海に到着しま~す」

奥駈道はここから更に50km以上、ずっとずうっと続くんですねぇ。
大峰山の奥深さに感動。

「厳しい行場らしい登山道が見えたりとか、
 穏やかな稜線だったりとか、
 本当にバリエーション豊かな山だったんじゃないですかね」

〇ガイド 上野勝美さん

「体験、共感することで新たな発見が出来る
 大峰山にはそういう魅力があるんじゃないですかね」

修験の山、大峰山。1300年、脈々と受け継がれてきた信仰。
奥駈道を包み込む雄大な自然、歩めば心洗われる山旅でした。

二日間に渡る修験の山、大峰山。
和佐又山登山口から歩き始め、役小角様が開山をなされました信仰の山。
ガイドの上野さんはヒメシャラの木が大好きですね。
とても素敵な木ですね。そこを抜けると今度は厳しい面の
笙の窟の洞穴がありました。
先人たちがお勤めや読経をなされた神聖な場所でした。
道も険しくなり、梯子、梯子の連続、まさに修行道のような。
そして大普賢岳へ。修行をした後にのご褒美の眺望。
遥か彼方熊野までの山並みを一望。素敵ですね。
そしてブナやオオイタヤメイゲツなどの紅葉を観ながら楽しみましたね。
今度は岩場で鎖場があり大変でしたね。
流石は修験の山、楽しい、厳しいなどまさに人生のように
山あり谷ありを表すかの如くの山旅でした。

アバター
2021/02/20 22:36
こんばんは!暖かい土曜日をお疲れ様です。
ももさんがおられます地域はいかがでしょうか?
はい、掲載をしたのは三日間ですが、番組での旅は二日間ですね。
あはは、そうですね。もうそうなりますね。
アバター
2021/02/20 22:28
二日間お疲れ様でしたw
たくさんの山を制覇しましたねw




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