Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


853番:ロシア語 Ⅱ (14)

(14/100)

       【第14回】 

どんな雑誌を読んでいるのですか?
          

——Что вы дéлаете ?  
  シュトー ヴィ ジェーラィエチェ?
  何をしているのですか? 
          
    
——Я читáю журнáл.
    ヤー チターユ ジュルナール.
    雑誌を読んでいます.


——Какóй журнáл вы читáете,
    カコーイ ジュルナール ヴィ チターエチェ?
   どんな雑誌を読んでいるのですか?


——Я читáю руccкий журнáл.
    ヤー チターユ ルースキィー ジュルナール.
   ロシアの雑誌です.
  А что вы дéлаете ?
    ア シュトー ヴィ ジェーライェチェ ? 
    あなたは何をしているんですか?


——Я слущаю музыку,
    ヤー スルーシャユ ムーズィク.
    ぼくは音楽を聴いているところです.


   《語句》
делаете [ジェラーィエチェ] する (2複) <дéлать
читáю [チターユ] 読む (1単)  < читáть     
слущаю [スルーシャユ] 聴く、聞く(1単) < слущать
музыку [ムーズィク] 音楽 (対格) < музыка [ムーズィカ] 
 


     ⦿ きょうのポイント

1.名詞の格
 ロシア語の名詞は、他の語との関係を示す6種類
の形を持っており、これを「格」(かく)と呼びます.
日本語だと、「~が」「~の」「~に」「~を」という
ように、名詞に助詞をつけるところですが、ロシア語
では名詞そのものの語尾が変化するのです.
 文の主語や述語になる形は「主語形」といい、
辞書の見出しは、この形で載ります.

2.対格
   Я нзчаю руccкий язык.  という文では、руccкий язык
(ロシア語) は нзчаю (勉強する) という他動詞の直接
目的語です.
このような他動詞の直接目的語(多くは日本語の「~を」
にあたるもの)の形を「対格形」といいます.
 今の例文では主格と対格が同じ形をしています.実は
「モノ・事」を表す男性名詞と中性名詞では、主格と対格
が同じ形になります.
   Что вы дéлаете ?  という文の что も「何を?」という
対格で、主格の что と同じ形です.この法則が指示代名詞
にも及んでいるというわけです.
 
 Вы слущаете рáдио ?
  ——Да, я слущаю рáдио.*

  ラジオを聞いているのですか?
  ——はい、そうです.

 Вы читáете журнáл ?
  ——Да, я читáю журнáл.

  雑誌を読んでいるのですか?
  ——はい、そうです.

  【発音注意】
 * рáдио [ラージオ] (o は弱化せずオと読む ) 


さて、рáдио (中性名詞) も журнáл (男性名詞)も
主格形、対格形は、それぞれ同じなので、問題は
なかったのですが、語尾がа で終わる名詞は要注意
対格になると、語尾の а はу に変わりますので.
 
    а →  у

музыка (女性名詞,主格) 「音楽」→  музыку (対格) 

книга (女性名詞、主格) 「本」→   книгу (対格)


Вы слущаете музыку ?
——Да, я слущаю музыку.

音楽を聴いているのですか?
——はい、そうです.

Вы читáете книгу ?
——Да, я читáю книгу.

本を読んでいるのですか?
——はい、そうです.




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