853番:ロシア語 Ⅱ (14)
- カテゴリ:日記
- 2021/01/30 16:48:11
(14/100)
【第14回】
どんな雑誌を読んでいるのですか?
——Что вы дéлаете ?
シュトー ヴィ ジェーラィエチェ?
何をしているのですか?
——Я читáю журнáл.
ヤー チターユ ジュルナール.
雑誌を読んでいます.
——Какóй журнáл вы читáете,
カコーイ ジュルナール ヴィ チターエチェ?
どんな雑誌を読んでいるのですか?
——Я читáю руccкий журнáл.
ヤー チターユ ルースキィー ジュルナール.
ロシアの雑誌です.
А что вы дéлаете ?
ア シュトー ヴィ ジェーライェチェ ?
あなたは何をしているんですか?
——Я слущаю музыку,
ヤー スルーシャユ ムーズィク.
ぼくは音楽を聴いているところです.
《語句》
делаете [ジェラーィエチェ] する (2複) <дéлать
читáю [チターユ] 読む (1単) < читáть
слущаю [スルーシャユ] 聴く、聞く(1単) < слущать
музыку [ムーズィク] 音楽 (対格) < музыка [ムーズィカ]
⦿ きょうのポイント
1.名詞の格
ロシア語の名詞は、他の語との関係を示す6種類
の形を持っており、これを「格」(かく)と呼びます.
日本語だと、「~が」「~の」「~に」「~を」という
ように、名詞に助詞をつけるところですが、ロシア語
では名詞そのものの語尾が変化するのです.
文の主語や述語になる形は「主語形」といい、
辞書の見出しは、この形で載ります.
2.対格
Я нзчаю руccкий язык. という文では、руccкий язык
(ロシア語) は нзчаю (勉強する) という他動詞の直接
目的語です.
このような他動詞の直接目的語(多くは日本語の「~を」
にあたるもの)の形を「対格形」といいます.
今の例文では主格と対格が同じ形をしています.実は
「モノ・事」を表す男性名詞と中性名詞では、主格と対格
が同じ形になります.
Что вы дéлаете ? という文の что も「何を?」という
対格で、主格の что と同じ形です.この法則が指示代名詞
にも及んでいるというわけです.
Вы слущаете рáдио ?
——Да, я слущаю рáдио.*
ラジオを聞いているのですか?
——はい、そうです.
Вы читáете журнáл ?
——Да, я читáю журнáл.
雑誌を読んでいるのですか?
——はい、そうです.
【発音注意】
* рáдио [ラージオ] (o は弱化せずオと読む )
さて、рáдио (中性名詞) も журнáл (男性名詞)も
主格形、対格形は、それぞれ同じなので、問題は
なかったのですが、語尾がа で終わる名詞は要注意
対格になると、語尾の а はу に変わりますので.
а → у
музыка (女性名詞,主格) 「音楽」→ музыку (対格)
книга (女性名詞、主格) 「本」→ книгу (対格)
Вы слущаете музыку ?
——Да, я слущаю музыку.
音楽を聴いているのですか?
——はい、そうです.
Вы читáете книгу ?
——Да, я читáю книгу.
本を読んでいるのですか?
——はい、そうです.