「あと何分」の悲劇
- カテゴリ：日記
- 2021/01/29 11:04:34
今朝はいいお天気なので、ご近所へウォーキングに出かけました。
ふと教会のそばを通る時、何気なくビワの足が止まったのです。
それは幼馴染の友人Ⅿ子さんの悲劇が思い出されたからです。
Ⅿ子さんが母親を看取った時のお話です。
その母親は、末期のガンで、母親の病床に付き添って２４時間介護を
続けていました。
いよいよ最後になって、もの凄い痛みを訴え出したのですが、母は心臓が
弱くモルヒネのような強力な鎮痛剤を簡単には使えない状態でした。
しかし、七転八倒して苦しむ姿に、たまりかねて主治医に
「母の命が縮んでも構わないから、痛みを緩和する薬を出して下さい」
と頼んだのです。
それは５時間置きにしか服用できないが３０分くらいは、痛みも和らぎ
うつらうつら眠る事が出来るのですが目が覚めると、かえって
強い痛みを訴える事にもなるのです。
そして・・・最後母親は 「あと何分、あと何分」と繰り返し絶叫する
ようになったと言うのです。
「あと何分」 次の鎮痛剤を投与してもらえる迄 あと何分我慢すれば
いいのかと言う叫びでした。
母親の全身の力を振り絞るかの様な絶叫が心に突き刺さり
Ⅿ子さんは、床にひざまずいて、神様に祈ったそうです。
「私の命を半分にしてもいいから、母のこの苦しみを和らげて下さい」
しかし、Ⅿ子さんの必死の祈りの甲斐もなく 「あと何分」とか
弱い声で叫びながら、息耐えたのです。
人は泣きながら生まれてきて、もだえ苦しみながら死んで行くのが
真実の姿なのではないでしょうか。
Ⅿ子さんのように、自分が苦しみを半分肩代わりしたいと願っても
どうする事もできないという現実もあるのです。
人間には、自分一人でしか背負う事の出来ない痛み、苦しみと言った
十字架が誰にでもあるのですよね。
ふと、こんなことを思いながら、朝のほっとコーヒーを飲みながら
揺れ動く気持ちを抑えて心身ともに温かくしているビワでした。
変われるものなら変わってあげたいとか。でもそれも出来ず見守るだけ
その話を聞いてもらえる方がいるだけで、救われることもあるのかも
M子さんにとってビワさんがいてくれて良かったと思います。
高齢の親がいるので、最後は枯れるように終わりたいと言っています。
「葉っぱのフレディ」だったかな。絵本の。あの意味がようやく分かるようになりました。
ベッドで寝ていて行くのは嫌だと言っていました。
でも色々な人がいますよね。モルヒネといえば癌とかに使う痛み止めの薬だけれど
M子さんのお母様は心臓が悪いので打つことが出来なかったのですね。
M子さんが私の命を半分にしてもいいから、母のこの苦しみを和らげて下さい
そう言った気持ちも分かる気がします。
私の亡き父は、絵の展示をある会場でやっていて、様子が気になるので母がついていったそうです
所がその晩いきなり発作に襲われ、旅立ってしまいました。
本人は誕生日の時に旅立ち、妹の結婚式も見届け、孫の顔を見届けもういいなあという感じだったようです
家族にとってはこれも寂しい話です。今でも搬送したときのことを思い出し
Misiaさんの逢いたくて今という歌の2番は特に歌えなくなってしまうぐらいです
心細いというよりは、色々と話したいこともいっぱいあったので今でも寂しいですね
よく形は違えど、癌とかの病気で寝込んでいて亡くなってしまうか、
そうでなければ、私の父のように心臓発作などの循環器系の発作であっという間に亡くなるか
おもわぬことから交通事故とかで亡くなるかのどれかだと思うと生前言っていました。
M子さんの場合の立場にたって考えたらそんなに強くなれるかなと思いました
お母様のご冥福をお祈りいたします。
苦しい時はそんな風に思いますよね。
M子さんのお母様と一緒にしてはいけないけど・・・・私も数年前に胃を痛めた時に薬を飲む時間を「まだあと何時間もある・・・」と時計とにらめっこしていたことを思い出しました。そういう時に限って時間はなかなかすぎてくれないもので(T_T) お母さまの姿をどんな思いで見ていたかと思うとM子さんもつらかったでしょう。
苦しみは肩代わりはできないとしても、そばにいてくれる、そのことはきっと何か力になっていたと・・・
そばにいれなくても、たとえ遠く離れていても、その存在がいてくれること。
人は人の存在が影響されていると思う。
私もニコタにきて右も左もわからなかったけど・・・サークルの皆さんにあえて、いっぱいエネルギーもらっています＾＾
M子さんもそのつらさをビワさんがわかっていてくれてるってことが嬉しいと思いますよ。
人との出会いに感謝して・・・いいお話しを(人''▽｀)ありがとう☆
これからもどうぞよろしくお願いしますm(__)m
ただ・・他人事になりますが、そうしてM子さんがそばにいてくれたこと。きっとお母さまの心の支えになっていたと思います。
時々死ってどうなる？って考える事がある
おじーちゃんに聞いたら そんなんわしも死んでないからわからん。そう言われた事あるわー
ただ寝たまま逝くってのは無いかもね。。。
ただ苦しいかもしれんけど その後はどうなるか考えてしまうよねー
生きてたら 必ず死はあるもんね。
ただ・・・悔いのない人生送れたら万歳やろうね。
大変お辛かったでしょうね。
どちら側にたっても苦しいですが頑張りましたね。
ほんとそうですね。
いつか少しでもわかってあげられる人でいたいと思うけれども
今の自分では何もできないかもですね。たぶん泣いてしまうだけかもです。
お仕事戻ります。