842番: サウンドオブミュージック
- カテゴリ:日記
- 2021/01/23 14:44:47
【434】
It was the Saturday before the first Sunday in Advent,
November 26, 1927. When the great day finally dawned, I
greeted it with a heart full of happiness and readiness to
" serve God where He needed me most——whole heartedly
and cheerfully. "
——訳——
1927年11月26日、降臨節に入って最初の日曜日の
ことです. 偉大なる日の朝がついに開けました. 私はこの
日を幸せいっぱいで迎えました. もちろん神の必要とする
ところには、いつでもどこでも「神の必要とするところに仕
える心の準備はありました——心から、そして元気に」.
《語句》
Advent (既出単語) 降臨節 小文字 the advent 到来、出現
advent : coming; arrival : thr advent of spring [春の到来]
the Advent : the second coming of Christ [キリストの再来]
Advent: the time, including four Sundays, immediately
before Christmas [降誕節、待降節]
【435】
I was dressed in my bridal gown in the same vaulted
room where I had spent the happiest years of my life
so far. My three former room-mates, now in the whi-
te veil of the novices, helped me dress. Frau Rafaela
put the wreath of Edelweiss on the white bridal veil,
and then the wonderful bells on Nonnberg began to
call.
——訳——
これまで人生で最も幸福な時を過ごしてきた丸天井
のこの部屋で、私は花嫁衣裳に身を包みました.
嘗ての私の3人のルームメートが、この日は白い
ヴェールの見習い修道女の姿で、私の着付けを手
伝ってくれました. ラファエラ先生は花嫁衣裳の
ヴェールの上にエーデルワイスの花輪をかぶせて
下さいました. そしてそれからノンベルク修道院
の鐘が鳴り響きました.
《語句》
bridal gown (花嫁衣裳の長上着)
vaulted (形) 丸天井の、アーチ形の
前回のテキストの最後の部分 and then
the wonderful bells on Nonnberg began to call.
で、質問を受けました.
「そしてそれからノンベルク修道院
の鐘が鳴り響きました.」
と訳したのですが、
「(~の鐘)なら、of ではないですか?」
というものでした. 答は「of でもいいです.」
of は所属を表し、ノンベルク所属の鐘が鳴った
ことになります.一方、本文のon では、付着・所持
を表し、ノンベルク中に設置されている鐘があちこちで
鳴り響いたことになります.
I have no money on me.
といえば、私はお金の持ち合わせがない.
という意味です.付着のonですから、今、この身
にくっついているお金がない、と言っています.
(銀行には、たんまりあるかもしれない)
bells on Nonnberg は、Nonnberg 修道院の建物に
設置されている鐘すべてを言っています.
bells of Nonnberg はノンベルク所有の鐘なので、
修理に出している、よその工房の中の鐘も含みます.
とにかく、on は「くっついている」(物理的所有)
of は「所属している」 (勢力範囲)
イメージを大切にしましょう.
話は脱線しますが、
I have no money with me.
も「私はお金、もってないよ」
ですが、「私は持ってない」と言っていて、
その裏の意味は「あいつならもってるぜ」
とか、「あなたもってるでしょ」
とかになったりします.
with には「~に関しては」という意味があります.
I have no money. の「I」にはあまり「僕は」という
意味がなくて、「僕は」といいたいときには、
[with me ]を補充するのです.