813番: ロシア語Ⅱ
- カテゴリ:日記
- 2021/01/08 20:00:15
【第11回】 これは彼女のノートです.
——Вы знáете, чья это тетрáль ?
ヴィズナーィエッチェ チヤー エータ チトラーチ ?
これは誰のノートだか知っていますか?
——Не знáю, но, мóжет быть, это её тетрáль,.
ニ ズナーユ, ノ モージェッド ブィチ エータ イェヨー チトラーチ
知りませんが、もしかしたら
彼女のノートかもしれません.
《語句》
вы [ヴィ] あなた
знаете [ズナーイェチェ] 2複 < знать [ズナーチ]知る、知っている
тетрадь [チトラーチ] ノート
(語末のдьは無声子音になる)
знáю [ズナーユ] 知る、知っている(1単)
но [ノ] (接) しかし、でも
может быть, [モージェッド ブィチ] もしかしたら
⦿ きょうのポイント
Ⅰ 動詞の現在人称変化
знать [ズナーチ] 「知っている」
я знáю [ズナーユ] мы знáем [ズナーイェム]
ты знáешь [ズナーイェシ] вы знáете [ズナーイェチェ]
он знáет [ズナーイェット] они знáют [ズナーユット]
動詞 знать ではзна の部分は変化しません。この変化しない部分
を語幹と呼びます.辞書に載る動詞の形は、不定形といいますが、
この不定形は、語尾が ть で終わっています.
語幹 + ть = 不定形 (辞書の見出しに載る動詞の形)
さて、変化する語尾は、それぞれ、ю ешь ет
ем ете ют の6通り.これらは「変化語尾」と
呼ばれています.そして、この「変化語尾」を
持つ動詞は、「第1変化型動詞」と呼びます.
では、 знать 以外の他の第1変化型動詞を見て
みましょう.
думать [ドゥーマチ] (考える)という動詞の人称変化
думать [ドゥーマチ]「考える」
я думаю [ドゥーマユ] мы думаем [ドゥーマィェム]
ты думаешь [ドゥーマィェシ] вы думаете [ドゥーマィェチェ]
он думает [ドゥーマィェット] они думают [ドゥーマユット]
ロシア語の動詞の現在形は、一般的な動作(~をする)
を表すほか、現在進行中の動作(~している)を表す
ときにも使えます.ロソア語には、英語のような「現在
進行形」という形がないので、この「現在形」で、進行
相もカバーしています. なので、文脈で見分けていく
ことになります.
Я чáсто думаю. [チヤー ャースタ ドゥーマユ]
私はよくものを考える.
Я сейчáс думаю. [ヤー セィチャース ドゥーマユ]
私は今考え事をしているところだ.
Ⅱ мóжет быть [モージェッド ブィチ]
「たぶん、もしかしたら、~かもしれない」
という意味の挿入句.может だけでも同じ意味で
使えます.
Мóжет быть, это её учéебник.
これは彼女の教科書かもしれない.
Он, мóжет, инженéр.
彼はたぶんエンジニアだろう.