799番: サウンド オブ ミュージック
- カテゴリ:日記
- 2021/01/01 14:13:47
【426】
Slowly I wound my way home. The children must be in
bed by now, I thought, when I opened the big house door as
quietly as possible to slip in unnoticed, But there stood the
Captain.
訳
ゆっくりと、ぐるぐる回りしながら私はトラップ邸に戻りま
した. もう今頃は子供たちも寝ているはずです. そう思って、
大きな邸宅の扉を出来る限り静かにそっと開け、わからない
ようにスルっと入り込みました. しかしそこには大佐が立っ
ていたのでした.
《語句》
wound (過去形)<wind 曲がりくねって進む
【427】
" Well, and ..." was alll he said.
Timidly I went over ; and all of a sudden there came
all the tears I hadn't found before.
" Th-they s-s-said I have to m-m-m-marry you-u ! "
Without a word he opend his arms wide. And, what
else could I do——with a wrenching sob I buried my face
on his shoulder. ...
——訳——
「えーと、それで ...」
それしか大佐は言いませんでした. 私は思い出してみました;
すると急に涙が込み上げてきました. こんなことって、今まで
になかった涙です.
「修道院のみなさまは、私があ、あなたとけっ結婚
するようにって.」
大佐は何も言わず、両腕を大きく開きました. そうすると
私は、ほかに何ができるでしょう—— すすり泣きながら
私は顔を大佐の肩にうずめました.
《語句》
timidly (副) おずおずしながら
went over (過去形)<go over
いろいろな意味があるのですが、ここでは
「思い出してみる、振り返ってみる」
wrenching (形) ねじるような
(激しいすすり泣き[sob]につながる)
sob (n) すすり泣き、むせび泣き
【428】
The next day after breakfast their father told his children
that they had been right ; only if he married me, could I stay *
for ever. And for that reason he was going*² to marry me. It
was touching and heart-warming to feel behind all the kissing
and squeezing that followed, the genuine joy and relief of the
children——my children.
——訳——
翌日、朝食の後で、お父様は子供たちに言いました、
みんなの言ってたことが正しかったよと;ただ1つ、自分
がマリア先生と結婚すればいいことだ、それでマリア先生
はずっと、家に居てもらえるのだと. そしてその理由でもっ
て、お父様は、マリア先生と結婚する予定だと告げました.
子供たちにキスをして、それからぎゅっと抱きしめた奥に
子供たちの本当の喜びと安堵を感じました. それは感動的
で心温まるものでした.
《語句》
only if he married me, could I stay...
これはthier father told の内容なのでthatを補って考えます.
I というのは、この自叙伝を描いている人、すなわちマリア
先生なのでtheir father told only if he married Maria, she could
stay for ever. お父様がいいました, 自分がマリア先生と
結婚しさえすれば、先生はずっと家にいられるのだよと.
married と過去形になっているのは「時制の一致」に
よるものです.
*² be going to + 原形動詞 :~する予定です.
~するつもりです、と訳すこともあります。
will + 原形動詞も「 ~するつもりです」と訳すのですが、
それは「意志、意向」を述べる話法です。
一方、be going to のほうは、自然のなりゆきを言うときに
使います. 「(このままだと)~になります.」
凶悪犯がピストルを突き付けて、
金庫を開けないと、このままじゃ
you are going to die.(あんた死ぬことになるぜ)
なんて言いそう!