791番: ハイジ(20)
- カテゴリ:日記
- 2020/12/29 17:41:20
【16】
Nun kam Heidi hereingelaufen. ”Kann mich die
Sonne jetzt nicht auslachen, Großvater ? " fragte sie
stolz. Sie hatte sich mit dem groben Tuch, das der
Großvater neben dem Wasserzuber aufgehängt hatte,
Gesicht, Hals und Arme in ihrer Angst vor der Sonne
so erstaunlich gerieben, daß sie krebsrot vor dem Groß-
vater stand. Er lachte ein wenig.
——訳——
このとき、ハイジが駆け込んできました. 「もうお
日様には笑われないわね*、おじいさま」ハイジは
誇らしく聞きました.ハイジは手におじいさんが
洗面器の横に掛けておいたタオルをもっていました.
そのタオルで笑うお日様憎しと、あきれるほど顔も
首も腕もこすったので、エビのように、真っ赤にな
っておじいさんの前に立っていました.
おじいさんは少し笑いました.
《語句》
hereingelaufen <herein/laufen 辞書の見出しには記載
がないのですが herein が「中へ」 laufenが「走る」
なので「駆け込む」という意味が類推できます.
分離動詞の過去分詞です.
stolz (形)誇り高い、自負心のある、
aus/lachen (jn)をあざ笑う
(既出単語ですが、繰り返し学習して覚えましょう)
繰り返す、繰り返す、さざ波のように
groben < grob (形) 粗い
das Tuch 布、きれ、
aufgehängt <auf/hängen (絵、外套などを)掛ける.
das Gesicht 顔
der Hals 首
Arme (pl,m) <der Arm {_(e)s/_e} 腕
erstaunlich (形)驚くべき
(副)驚くほど
gerieben (過去分詞)<reiben (他)摩擦する、こすり落とす
三変化:(reiben rieb gerieben)
krebsrot (形) ゆでたエビのように赤い
≪解説≫
* 直訳は「お日様は今や私を笑いものにすること
はできないよね、おじいさま.」受け身ではない
けれど、受け身文にして訳すほうがしっくりく
ることも多いです. 試験問題ででも、この程度
の意訳は、許容範囲だと思います.