781番: アルト・ハイデルベルク
- カテゴリ:日記
- 2020/12/22 12:30:51
【61】
Karl Heinrich. Ich bitte darum, Exzellenz.
Staatsminister. (verabschiedet sich).
Karl Heinrich. (geleitet ihn bis zur Tür).
——訳——
カール・
ハインリヒ: ではよろしく、閣下.
国務長官 : (別れを告げる)
カール・
ハインリヒ: (扉まで見送る)
《語句》
bitte 1単 <bitten (4)に(um+4)を頼む
verabschiedet sich⁴ ~に別れを告げる
(3単、現在) <verabschieden sich⁴
verabschieden(現在) verabschiedete (過去)
verabschiedet (過去分詞)
geleitet < geleiten (他){文語}(4格を)(…まで)送っていく
【62】
12. Szene.
Karl Heinrich(und der) Doktor.
Doktor (läßt sich in einen Sessel fallen, stöhnt tief
auf). Ach !!
Karl Heinrich. Regierungsrat ?
Doktor. Ja. Und das Kreuz von Sachsen werde ich
auch bekommen. Weiß Gott, was noch!!
Karl Heinrich. Doktor, was ist denn ? Was giebt's
denn ?
——訳——
第12場
カール・ハインリヒと博士
博士 :(安楽いすに落ち込むように座り、深い
うめき声を上げる) ああ.
カール・
ハインリヒ:参事官ですって?
博士 :そうさ. 今にザクセン十字勲章だって、もらえるさ.
この先だって、何があるか、わかったものじゃない.
カール・
ハインリヒ:博士、どうしたのです?何があったというのです?
.
《語彙》
der Sessel [ゼッセル]{_s/_} 安楽いす
stöhnt auf<auf/stöhnen (i) (突然)うめき声を上げる
Weiß Gott, was noch!! この先の事は神のみぞ知る
Was giebt's denn ? 一体何があるのですか?
→ 一体どうしたというのです?
≪ひとこと≫
私は世界史は苦手なので、この物語の設定がいつなのか、特定
は、出来ませんが、プロイセン王国の中に、ザクソニアがあり、
その中にカールスブルクがあったという設定のようです.
劇中に歌われる『ガウデアームス』が文庫版の解説では、初出
版1868年とのことですが、ラテン語の歌詞なので、もっと
古い歌だと思います. ゲーテがラテン語で詩を作っていたので、
その頃の歌ではないでしょうか.
尚、この物語に登場する歌は、VANGUARD CLASSICS
から「ムシデン/ドイツ学生歌ベスト・アルバム」で出ています.
(エーリヒ・クンツ、歌)(私は回し者ではありません.)
(1998年に買ったときは、1500円でした)