晩鐘に啼く
- カテゴリ:小説/詩
- 2020/11/30 03:34:25
鐘の音や
目を赤くして鳴く鳥に
秋風痛し
日暮道かな
晩鐘が聞こえる
茜色に染まった空のもと
高い鳴き声も苦しそうに
目を赤くして一羽の鳥が空を横切っていった
そんな日暮道を帰る私に
秋の風が冷たく吹きよせる
ありきたりの風景が
ありきたりではない
景色も紅く染まる今
私の心にさらに冷たい風が吹いた
もうすぐだ
この景色が黒い夜に飲み込まれるのも
私は歩く
飛び去って行った鳥のように
あてもなく
黒く影が伸び切ったこの道を
かなり暗い詩になちゃいましたね
最近詩を書く気にならないので
お題的なものを見つけようと
捨てずに残しておいた昔のノートを見てみた
と高2の時に書いた短歌?みたいなのを見つけた
でちょっと膨らましてみました
面白かったのはその横に
文化祭終了後6次会までやり一時前に帰宅
父親にひどく叱られるとあった
4次会からは喫茶店(店名も書いてある)
飲んだのは3店ともホットミルクと書いてありました^^
秋も終わり初冬のころ
寒さも増してくる夕暮れ時
独りでいるときは
なんとなく寂しさを感じてしまいます
次に来るのは暗い夜しかないという感覚も
あるからでしょうか
やはり求めるのは
温かさなんでしょうね
色濃い夕暮れは街を影絵に変えて
心に焦燥を呼び込むような気がします。
冬の澄んだ空気を振るわせる晩鐘は
よけい頭の中に響くのではないでしょうか?