トニーもエルヴィンも嫌いじゃないが
- カテゴリ:音楽
- 2020/11/28 13:33:13
三大ドラマーを考えようとして挫折。技術的には頂点を突き抜けてしまった。
バディリッチ、トニーやエルヴィンを凄いと思ったらレニーホワイトにコブハム、
ディジョネット、オマーハキム、ウェックル、デニチェン……留まることがない。
スタジオ系もガッド、アースキン、カリウタ等多才能な人材がひしめき合う。
みな超絶技巧の千手観音、グルーブ感も溜息が漏れるほど醸し出す。
では誰が一番か。私にとって一番のジャズドラマーは森山威男になってしまう。
ジャズ界では評価が大変に低く、ジャズマニアからもケナされる人です。
いいのです。好きな奴にはたまらない、そういう剛腕ドラマーなんだから。
寺島靖国氏がアートテイラーを偏愛するのと大きな違いはないのです。
山下トリオ退団後、板橋文夫と組みポストコルトレーン的カルテットを作り、
板橋が抜けた82年ごろから二管のピアノレスカルテットに移行します。
84年にニュルンブルクのフェスに出た時の実況録音盤がCDになってたんです!
『Green River』というタイトルで未聴。そりゃもう光速でポチりました。
井上淑彦、榎本秀一、望月英明というメンツに何の文句があろうか。
しかも原盤はドイツのエンヤレーベル。1曲だけ音源がアップされてました。
『Gradation』というフリー系。山下3『CLAY』とタメを張る狂乱ぶりです。
ここまで凄いのは、のなか悟空と人間国宝の『Jolly』以来久しぶりだ。
よくぞCD化してくださったものです。新品買うの、何年ぶりかしら。
デジタルオーディオ環境が整い、聴く楽しさが蘇ったからでもありますね。
自作の10cmフルレンジ、中にフェルト詰めたら低音が締まり、より好きな音に。
休日にも関わらずアンプのボリューム5まで上げ、爆音でフリージャズ聴いてます。