Nicotto Town



アペラシオン

今日は豪州の2005年のシラーズを飲んでいる


シラーズと言えばローヌで栽培されている品種のシラー
タンニンが強くてフルボディの長期熟成に向いた品種だ
このシラーが本来の栽培地に劣らず豪州と相性がいい
そのような品種は他にもありジンファンデルはカリフォルニアでの栽培も多い

日本ではというと、ワインに使われる品種は日本の気候に合いにくく栽培が難しいようだ
山梨や北海道などで作られていて年々品質が上がっているというが、手間暇がかかるために割高になってしまう
それでも日本独自の醸造技術が生まれたりいろいろと工夫があるようだ

元々ブドウは発酵がしやすいため科学的な研究が進んでいなかった
維新後に欧州へ酒造の留学にいった者たちの中で、ドイツへ行ったものは最新のビール工場で勉強をして、フランスへ行ったものはブドウ園で畑仕事をして帰ってきたという話もある
しかし1990年代になってボルドー大学のエミール・ペイノー教授によって研究が大きく発展した
それまでのテロワール頼みのワイン作りから離れた、美味しいワインの作り方が明らかになった

日本の気候にあったワインの研究も今後ますます進むのだろうか
ただコストに見合わなければ私があえてワインを選ぶことに国産の魅力を強く感じない
それならワインは海外の物を選んで日本酒も楽しめばいい




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