720番: サウンド オブ ユージック
- カテゴリ:日記
- 2020/11/20 15:52:39
【372】
.Good-naturedly he blamed the spring at first for what he
.called " moodiness," but after a while I had noticed how
.hurt he looked when, for instance, I declined politely to
.have him accompany us on a walk or when he wanted to
.join in our games.
日本語訳
人のいい大佐は、撥ね付けを受けても、はじめは、私の
「気まぐれ」のせいだと考えました。しかし、しばらくして
いかに、大佐が傷ついたかに、私は気づいたのでした。
例えば、大佐が私たちと散歩やゲームに混ぜてほしいと言った
ときに、私はバカ丁寧な言葉で、お断りしたときなどでした。
《語句》
good-natured (a) 気立てのよい、親切な、人のよい、優しい
good-naturedly (adv)
moody (a) 気まぐれの
moodiness (n) 気まぐれ
【373】
.If, however, he jokingly insisted on taking part, it wouldn't
.be long before with some excuse I would slip out. One day
.we happened to meet in the house doorway.
日本語訳
仮に大佐が冗談のつもりで、何が何でも参加するなどと言ったら
私は適当な理由を設けて、すぐに抜け出ていたと思います。
ある日、私たちは玄関口で、ばったり出会いました。
《語句》
it wouldn't be long before ~ ~するまで、そんなに時間はかからないだろう。
slip out 抜け出る
with some excuse 適当に理由を設けて
サウンド オブ ミュージック
【374】
.When he stretched out his hand to open the door for me,
.I stopped him, saying:
. "Thank you very much, I can open it myself."
.This was just a little too much. He walked away brusquely,
.leaving me very miserable and bewildered. How I hated
.myself for acting so, and still, I couldn't help it.
日本語訳
大佐が私のために、ドアを開けようと、手を伸ばしたとき、
私は彼の手を遮り、言いました。
「どうもありがとうございます。
私は自分で開けられますので。」
これは少しやり過ぎでした。 大佐は不愛想に立ち去って
しまいました。私はみじめさ半分、当惑半分で、そこに残さ
れたままでした。そんなことをしてしまった自分をどれほど
憎んだことでしょう。でも仕方がありません。
《語句》
miserable (a) : unhappy; sad
brusque (a) : quick and rough in manner
bewildered √ bewilder: make at a loss to understand
: confuse; perplex
【375】
Baroness Matilda had gone to the wedding of her brother
when, on a beautiful morning in May, I was asked to see
the Captain in the library.
日本語訳
マチルダ男爵夫人はご兄弟の結婚式のために留守をしています。
留守中のある晴れた5月の日に、私は図書館に呼ばれて、大佐と
面会することになりました。
《語句》
baroness : ① the wife or widow of a baron
② a lady whose rank is equal to a baron's.
この小説では、1か2かの設定がありません。
わからないときは、バロネス・マチルダとでもしたほうが
よかったのかもしれませんが、もう何度も「マチルダ夫人」
とやってしまっているのでこのまま続けます。