Nicotto Town


~春夏秋冬~


私の頭の中の父親

ただただ自己満ブログ。自分の頭の中の記録


私の頭の中には父親がいる。正確には父親の過去の言動が私の頭の中を
縛り付けてる。「~できないお前はだめだ」と私を常に否定し続ける。
今まではずっと自分の思考の一部だと思っていたけど違った。
実際には私の言動を常に監視し逐一指摘してくるインナーペアレントの
存在だった。
「〇〇できない自分はダメだ」「こんなこともできないのか嫌われるぞ」
何をやってるときでも常にこの言葉が私を刺して私の思考を侵略してくる。

職場ではまじめで努力家だと褒めてくれる人がたくさんいる。
けどその言葉を私は受け取れず否定してしまうし、頭の中のインナーペアレントも
お前には頑張らないと価値がないと追い打ちをかけてくる。
どんなに努力しても満たされない。もっともっと完璧にならなきゃって
嫌われない自分にならなきゃって苦しかった。
私の頭の中は24時間365日ちょっとした言動にもジャッジメントしてくる
もんだから身動きが取れず制限がかかって苦しかった。
辛かった。息ができなくなりそうだった。みんなが敵に見える。
助けて助けてと1か月前くらいまでほんとに地獄だった。

インナーペアレントの存在を知ったもののどう対処すればいいかわからず毎日
悶々としていた。
そんな時に瞑想に出会った。マインドフルネスという言葉。
「今この瞬間に意識を向ける」
瞑想を始めてから、自分の思考と自分を観測しているインナーペアレントの声を
分けることができるようになった。自分が攻撃されていると認識したときは
今この瞬間に目を向けることで攻撃の声も以前に比べ落ち着くようになった。

もう一つの変化は、苦手だった父親の優しかった思い出を思い出すことができた。
いままで父親から褒めてもらったり共感の言葉をかけてもらったことはない。
でも私を楽しませるためにいろいろな所に連れて行ってくれた。
学校に行きたくないと泣いた私をみて、私に内緒で担任の先生に話を
してくれていた。
優しい思い出を思い出すことができた。

きっと父親も自分の親からつらい言葉をたくさんかけられて生きてきたんだろう
なぁと思った。

私はいままで父親に抑圧されてきたと思っていたけどその父親の言動を受け
入れたのは紛れもなく自分。父親に反抗しないと選択したのは紛れもなく自分。

実家にいたときはよく人格否定的な言葉をかけられててそれが嫌で家を出た。
父親は私が帰省するのを楽しみにしてくれているらしいと母からよく聞く。
でも父親は知らない。私が父を苦手なことを。正直あまり会いたくないことを。

これ以上父親の言動を受け入れたら自分のなかで父親を悪者に仕立て上げて
もっと嫌いになれる自信がある。
コロナが落ち着いて実家に帰るとき、もし気分が悪くなるような言動をされたら
私はそれは嫌だという決心がついた。
たとえ怒鳴られても私は絶対に嫌だという。自分自身を守るため。
自分の中の父親とのわだかまりを解消するため。

そう思ったらすごく心が軽くなった昨日の話。

#日記広場:人生





Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.