日本百名山 ~BSプレミアム~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/11/05 00:10:05
こんばんは!5日(木)は北陸から北日本の日本海側を中心に雲が広がりやすく、
雨が雪の所があるでしょう。沖縄では午後から雨ですが、
その他の地域は概ね晴れる見込みです。
輝くブナの森
山腹に広がる湿原
天上を彩る花園
ライチョウが住む頂
きらめく夏 花の楽園へ
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火打山
〇登山ガイド 吉田美栄さん
地元新潟県出身の吉田美栄さん。
高山植物にとっても詳しいガイドさんです。
登山ガイドを養成する専門学校の講師も務めています。
撮影:7月下旬
前回は富士見平(2062m)に到着後、雨が降ってきまして
レインウエアを着る所までご紹介でした。
今回はまず富士見平周辺の花々のご紹介から始めます。
「この辺りにゴゼンタチバナが咲いてます。白くて綺麗ですね」
ゴゼンタチバナって言うんですね?
「このお花は、あの、白山の御前峰(ごぜんがみね)が由来で
ゴゼンがつきます」
@ゴゼンタチバナ(御前橘)
白い花びらに見えるの葉っぱが変形したものだそうだ。
城と緑のコントラストが素敵だなぁ。
「あっ、ここにオオバミゾホオズキがあります。この黄色い花ですね」
@オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ?
「大葉は葉っぱが大きいですね。溝っていうのは、
溝みたいなちょっと湿ったような場所によく生えている。
酸漿(ほおずき)っていうのはこの後、実がなるんですけど、
それが酸漿に似ている。それで大葉溝酸漿という名前になっています」
へぇ~、吉田さんって花の名前の由来にも詳しいんですね。
「ただ、あの、名前を高覚えるよりも由来を知った方が分かりますよね?
より名前も覚えやすくなるなる感じがします」
「ちょっとここを覗いてみてください」
なんですか?
「緑色に光ったものが見えますか?」
え~と、あっ、見えます。
「あれがヒカリゴケです。綺麗ですね、ピカピカ」
@ヒカリゴケ(光苔)
ヒカリゴケは暗がりに射し込む僅かな光で
エメラルドグリーンに輝くそうだ。
神秘的だなぁ~。
すっかり雨が上がった。
出発して4時間
「はい、山小屋に到着です。今日はここに宿泊します。お疲れ様でした」
〇高谷池(こうやいけ)
標高2100mの所に広がる湿原、高谷池。その側に山小屋が建っている。
入り口に置かれているのは消毒液だ。
山小屋の新型コロナウイルス対策どうなっているんだろう?
<山旅スケッチ> 山小屋の感染症対策
「こんにちは」
山小屋の方
「すみません、温の方だけご協力をお願いします」
「はい」
山小屋の方
「おでこ失礼します」
まず玄関で体温をチェック。
対策①
玄関で体温をチェック
山小屋の方
「はい、35度9分です」
37、5度以上の方は下山をお願いするそうだ。
対策②
山小屋内ではマスク着用
山小屋の中では必ずマスクを着用。
対策③
宿泊客と定員の半数ほどに制限
元々定員は100人だそうだが、今はその半数ほどに制限しているという。
寝床を見てみると透明のビニールシートが一面に貼られている。
対策④
寝床をビニールシートで1人ずつ区切る
飛沫を遮るために1人ずつ区切っているんだ。
山小屋では布団は共用。その為シュラフやシュラフカバーを
持ってくることを勧めているそうだ。
対策⑤
シュラフなどを使うことを推奨
布団の上に広げて寝れば直下に触れず感染リスクを抑えられる。
シュラフが無ければタオルを持参。
枕と布団にかけ顔と接触しないようにする。
対策⑥
こまめに消毒
こちらの山小屋では一カ月半の休業の後、再開を決めたそうだ。
〇高谷池ヒュッテ総支配人 平林修二さん
「感染リスクというそういった非常に大事なところもある半面、
え~、事業としてやってるからにはやはりこう、収益と採算ということも
考えなきゃいけないと両方を考えなきゃいけないというのが
非常に今でも悩んでると言いますか苦慮していることは事実です」
感染を広げず登山を楽しむには一人一人の対策が必要だ。
今回はこのあたりで終了と致します。
次回からは2日目に入ります。2日目の朝は天狗の庭から
雷鳥平という所を越えて山頂に向かう予定です。
おっしゃるとおりですね、流石は登山ガイドさんですね。
個の方は登山ガイドを養成する専門学校の講師も務めている方だけありまして
模範のガイドさんですね。