日本百名山 ~BSプレミアム~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/11/04 00:01:50
こんばんは!4日(水)は北陸から北の日本海側を中心に雲が広がりやすく、
雨は雪の降る所があるでしょう。北海道は平地でも積雪となる所がある見込みです。
その他の地域は晴れる所が多いでしょう。
訪れるのは新潟の火打山。
豪雪が育んだ豊かな森を歩き、お花畑を巡ります。
緑輝くブナの森 山腹に広がる湿原 天井を彩る花園
ライチョウが棲(す)む頂
きらめく夏 花の楽園へ
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火打山
新潟と長野に連なる妙高連峰。火打山はその最高峰です。
〇火打山(2462m)
日本有数の豪雪地帯に聳え、山頂部には夏でも雪が残ります。
新潟の妙高高原駅からバスで50分。登山口の笹ヶ峰へ向かいます。
〇笹ヶ峰(1300m)
ここでガイドさんと待ち合わせ。
おはようございます。
〇登山ガイド 吉田美栄(よしだみえ)さん
「おはようございます。ガイドの吉田です。今日はよろしくお願いします」
地元新潟県出身の吉田美栄さん。高山植物にとっても詳しいガイドさんです。
@登山ガイドを養成する専門学校の講師も務める
登山ガイドを養成する専門学校の講師も務めています。
今日の見どころは?
「火打山は花の山といわれていまして、え、登山口から山頂まで
どんどんしょくせいがかわっていきます。
特に湿原の辺りには、え~、今、花が沢山咲いている頃だと思いますので、
楽しみにして行きましょう」
午前8時半、出発。
火打山の夏の花々を満喫する一泊二日の山旅。
1日目
笹ヶ峰を出発。ブナの森を進み黒沢橋を渡る。
そして、十二曲りの急登を越え、山小屋で一泊。
2日目
天狗の庭と呼ばれる湿原を進み、雷鳥平を越えて山頂を極める。
下山は来た道を戻る。
往復18㎞、中級車向けのコースだ。
*撮影:7月下旬
まずは木道を歩いて行くんですね?
「はい、そうです。道は、え~、距離にしたら2kmぐらい。
え~、木道が緩やかに登りながら続いています。
足慣らしに押したり、後は自分の体調をチェックしながら
行くといいと思います」
歩き初めにはちょうどいいな~。
大きな木が増えてきましたね?
「この辺りはブナがたくさん生えていますね」
ほとんどブナなんだ?
「はい、そうですね。みんなブナです。
あ~、奇麗。面白い幹と緑がとってもいいコントラストですね」
森の女王と呼ばれるブナ。大きいもので幹周りは3mにもなるという。
多くの生命を育む豊かな森を歩く。
沢の音が聞こえてきたぞ。
〇黒沢橋(1572m)
「ここが黒沢です。この上流には黒沢池湿原があります。
そこの雪融け水が流れてきてこれだけの量の水になりますね」
火打山と妙高山の間にある黒沢池から流れてくるんだ。
木道が終わり周りに草木が生い茂ってきたなぁ。
「ちょっと虫が出てきそうなのでこれを使ってみますか?」
それは?
「手作りの虫よけスプレーなんです」
へぇ~、お願いします。
「いきま~す」
いい香り。
<山旅スタイル>
蚊の蚋(ぶよ)、蜂などに効く虫よけスプレーの作り方を教えてもらおう。
「準備するのはハッカ油、エタノール、お水。
これだけでも虫よけスプレーは出来るんですが、
私の場合はアロマオイルを加えます」
@強い成分を含まないため、肌にやさしい
強い成分を含まない為、肌に優しいそうだ。
「最初に入れるのはハッカ油です。ハッカ油をスポイトで5滴ぐらい入れます。
次はアロマオイルを1滴」
お気に入りのアロマを加えるのが吉田さん流。
香りがよく疲れた時にリフレッシュできるという。
次にエタノールを5ml加える。
ここで一度よく混ぜてから最後に水を45ml加えるそうだ。
このスプレー、一度吹きかけたら香りが消えるまで
虫よけ効果が続くという。
「これで完成です」
虫よけスプレーの作り方覚えておこう。
だいぶ道が険しくなってきたなぁ。
「はい、ではいよいよここから、え~、急登が始まります。
十二曲りと言いまして12回カーブを曲がりながら尾根の上まで上がります。
で、カーブごとにこのように番号が打ってありますので
数えながら楽しい気持ちで登って行きましょう」
なかなか傾斜がきつい。これは結構大変だぞ。
「はい、ここからです」
えっ、まだ12分の3?先は長いな~。
登り続けること20分。
「ようやく10まで来ました」
あ~、あと2つだ。
「はい、お疲れ様です。12分の12到着しました」
やった~。
十二曲りを越えたぞ。
「でも実はもう少し急な急登が待っております」
えっ、そうなんですか?
「はい、いよいよ大きな岩がゴロゴロした場所に来ました。
段差が大きいのでしっかり足を上げて足が安定したら
手を添えて登って行くようにしましょう」
二つ目の難所、足を安定させたら手をついて。よいしょっ。
足場をしっかり確認してと。
岩場を越えたら雲行きが怪しくなってきたぞ。
〇富士見平(2062m)
「はい、富士見平に着きました。
ちょっと雨が降ってきたのでレインウエアを着ましょうか?」
ポツポツと降ってきたなぁ。
今回はこのあたりで終了と致します。
次回はこの富士見平周辺に咲く花々のご紹介からしまして、
山小屋へ行き宿泊をして、美しい湿原がある池を眺めながら進みます。
そうですね、薬局かいろいろな香水などを販売をしているような雑貨屋さんに
あるのかもわかりませんね。私も良い臭いのアロマの虫よけスプレーとは
初めて存在を知りました。