676番: さすらいの青春
- カテゴリ:日記
- 2020/11/02 23:41:43
【51】
Il planta dans le sable le moyeu de la roue, tira de sa poche —— à mon
grand étonnement, car cela nous était formellement interdit —— une boîte
d'allumettes.
訳
彼は砂に円盤花火の中央部を据えて、ポケットから——これには私は
ひどく驚きました——マッチを取り出したのです。私たちには厳禁さ
れていたものですから。
《語句》
planta < planter (他)植える、しっかり据える、立てる
sable (m)砂
roue (f) 車輪、回転円盤
moyeu (発音:モワユー)(m)こしき(車輪のスポークが集まる中央部)
② (回転する機械の)中心部、輪心
formellement (副) 明白に、断固として、はっきりと
interdir formellement 厳禁する
démentir formellement les remeurs うわさをきっぱりと打ち消す
【52】
Se baissant avec précaution, il mit le feu à la mèche. Puis, me prenant
par la main, il m'entraina vivement en arrière.
訳
注意深く身をかがめ、少年は導火線に火をつけました。
それから手を引いて、私を思いきり、後ろへ下がらせました。
《語句》
se baissant < se baisser 身をかがめる
mèche (f) 導火線
entraîna < entraîner (他)引っ張て行く、連れて行く
【53】
訳
ほんの少しして、話し合って、寄宿舎の寮費も決まったあとで、
モーヌの母を連れて、門扉から歩み出ていた母は、中庭の屋根の下で
赤と白の2つの星形の花火が噴き出し音とともに発射されるのを
見た; そして瞬時に、母は雨天運動場の中で、私が新しく来た少年
の手を取って、身じろぎせず、不思議な閃光の中に立たずんでいる
ことに気づいたのだった。
《語句》
débattu<débattre (他)~を討論する、話し合う
préau (m) (発音:プレオ) 雨天体操場、(屋根のある)中庭
jaillir (自)噴き出す、ほとばしる
(光・花火が)発する、流れ出る
soufflet (m) ふいご、(花火の)噴き出す音
gerbes< gerbe (f) 束、(束状の)花火
étoile (f) 星
espace (m) 空間、距離、間隔
l'espace d'une seconde すぐに
dressé <dresser (他)立てる、まっすぐにする、
put 3人称単純過去 <pouvoir + 不定詞 ~することができる
lueur (f) 微光、閃光
magique(形)魔法の、不思議な
gars [発音 ガ」(m) 少年、若者
bronchant<broncher (自)[多くは否定形で] 身じろぎする、動じる