645番: 仏作文(12上)
- カテゴリ:日記
- 2020/10/14 21:57:46
仏作文(12)(スタンダードフランス語講座③より)
【12回目】
例文12
日本はこの国と平和条約を結ぶや、直ちに外交団を派遣
することになろう。
Dès que le Japon aura signé le Traité de Paix
avec ce pays, il y enverra sa représentation.
♦ 前未来形は、過去における大過去形と前過去形の両方の
機能を未来においてはたしています。
とテキストには解説されていますが、この文面で、みなさん、
おわかりになります? 私はアホなので、よくわかりません。
何となくわかるとしたら、これが、いろいろな「過去」の
お役所みたいな所なのかな、ということ。
そのお役所が未来に輝いている。「明日は君たちの時代だ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
さて、わからないまま、放っておくと、虫歯が悪化するように、
分からない世界が広がってしまう。
ここはとりあえず、ほかの参考書を見てみよう。
ある参考書によると、
「前未来:
未来のある時期に完了している事柄を述べるのが前未来です。」
と書かれています。
まだ、はっきりわかりません。何となく、わかるのは、これは英語でいうと
「未来完了形」 なのかな?ということ。
もう少しこの本を読んでみましょうか?
まず、次のような設計図が載っています。
前未来=助動詞(avoir または être ) の単純未来 + 過去分詞
これで、何か、戦艦大和でも作れるのかな?
あ、例文が載っています。見てみましょう。
Je viendrai vous aider aussitôt que j' aurai terminé mon travail.
ジュ ヴィヤンドレ ヴー ゼデ オスィトー ク ジョーレ テルミネ モン トラヴァィーユ
私の仕事が終わったらすぐお手伝いに参りましょう。
これを英語の換算すると、
I will come over to you to help as soon as I finish my work.
英語は条件を示す副詞節のなかは現在形で書くので、
あまり考えたことはないのですが、フランス語は未来のこ
とは未来形で書く(特にsiを使うと、si 以下は必ず)場合
が多いので、aussitôt que の中の時制にはもっと注意を払
わないといけないかもしれません。
さて、そのaussitôt que の中ですが、英語でいう未来完了形
になっています。
これで、一応、「前未来」は「未来完了形」だと理解できました。
では、最初に戻ります。
例文12
日本はこの国と平和条約を結ぶや、直ちに外交団を派遣
することになろう。
Dès que le Japon aura signé le Traité de Paix
avec ce pays, il y enverra sa représentation.
日本は(まだ結んでいないけど)条約を結べば、外交団
を派遣するでしょう、という未来形のなかの、条件を示す
副詞節の中が、「未来完了形」つまり、フランス語でいう
「前未来」
です。
では、テキストに戻って読み進みます。
「前未来」の解説の続きからです。
① 未来の一時点を中心に考えて、
それまでに完了した行為を表す。
「5時には、私はこの仕事を終えてしまっているだろう。」
J'aurais terminé ce travail à sinq heures.
② 単純未来形とともに用いられる場合、2つの行為は引き続いて
行われる。
「彼が仕事を終わり次第、私たちは出発するだろう。」
Dès qu'il aura terminé son travail, nous partirons.