639番: さすらいの青春
- カテゴリ:日記
- 2020/10/12 03:24:39
先週(10月5日)はお休みしました。前回(9月28日)復習される方は
当日記の607番へお回りください。
【44】
C'est était un grand garçon de dix-sept ans environ.Je ne vis d'abord de lui, dans la nuit tombante, que
son chapeau de feutre paysan coifé en arrière et sa
blouse noire sanglée d'une ceinture comme en portent
les écoliers. Je pus distinguer aussi qu'il souriait....
訳
それは17歳ぐらいの、背の高い少年だった。
日が暮れていたので、初めは、彼の姿は、あみだに
冠った田舎風のフェルト帽と小学生がしているように
ベルトで締めた上着部分だけしか見えなかった。
それから彼が笑っているのも見分けがついた。
《語句》
la nuit tombante 日が落ちて、夜のとばりが下りて、
日が暮れて
vis 1単、単純過去<voir
ne...que ~しかない
de lui 彼に関しては
feutre (m) フェルト、フェルト帽
paysan(ne) (形) 農民の、田舎風の
en arrière 後ろに
coifé en arrière 後ろに下げてかぶった、
あみだ風にかぶった
sanglée < sangler 帯で締める
ceinture (f) 帯、ベルト
écoliers < écolier (ère) 小学生
distinguer 見分ける
pus 1単、単純過去 <pouvoir (~+不定詞) ~することができる
≪ひとこと≫
Je ne vis que son chapeau. 彼の帽子しか見えなかった。
que よりも先にde lui「彼の」が先行して、少々わかり
にくい文章でした。
Je ne vis d'abord de lui, dans la nuit tombante, que
son chapeau.
「夜になったので、初めは彼の帽子しか見えなかった。」
de lui は son chapeau
のson が先行したというより、副詞句「彼に関しては」として
ne + 動詞 + (副詞句の挿入)+ que ~
となっていると思います。ということで語句欄には
「de lui = 彼に関しては」としました。