636番: サウンドオブミュージック(71)
- カテゴリ:日記
- 2020/10/09 07:01:18
【362】
Late in the afternoon I was called down to the library.
From the garden I could hear the happy laughter of the
children with their father. It cut my heart, and quite help-
lessly I thought to myself :
" No, I can't say good-bye to
any of them. I will simply leave. "
訳
その日の午後遅く、私は下の図書館に呼ばれました。
庭から子供たちと父親の楽しそうな笑い声が聞こえました。
その声は私の胸にしみました。どうしようもないことを
私は自分に言い聞かせました。
「だめ。子供たちに、とてもさよならは言えないわ。
単に黙って立ち去りましょう。」
【363】
Then I opened the door of the library. There was the Princess*
and a strange priest in a brown habit with a long grey beard. I hesi-
tated at the door.
" This is Father Gregory, "
the Princess aid
" my confessor.I have turned to him to help us out, and he
will tell you now what he thinks you should do. "
訳
それから、私は図書館* のドアを開けました。そこには、王女様と
それから、茶色の修道服を着た、白くて長いお鬚の、見慣れない司祭
さんがいました。 私はドアのところで、戸惑いました。
「こちらは、グレゴリー神父よ」
王女様は言うのでした。
「私の聴罪司祭様なの。今回、私たちの問題打開のために
お願いしたの。司祭様があなたに道をお示ししてください
ますわよ。」
《語句》
confessor. 聴罪司祭
《解説》
There was のあとは、単数名詞1つしか置けないと学校では習いましたが、
ここには、princess と priest がいます。定員オーバーですが・・・
これは、「複主語」といいまして、本文中のように、動詞が単数名詞で
始まる複主語に先行する場合の例といえます。
通例、あとの主語は、あと思案(afterthought)で追加されたと考えられます。
Where is Bertha and her baby to sleep the night?
(バーサと赤ちゃんは、どこで夜を過ごしたらいいのか)
「現代英文法講義(P684参照)」(開拓社、安藤著)
え?もちろん、ガッコの試験でこんな英作文したら、不合格ですのでね。
≪コメント≫
library. を以前「書斎」と訳しましたが、読むにつれて、このトラップ邸が
城館だと思い知らされ、それならば、れっきとした図書館もあると断定しました。
以後、「図書館」と訳します。