Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


616番:アルルの女(12)

          【25】 

Le père disait* : ≪Il  est  guéri:≫     La mére;  elle;  avait
toujours des craintes et plus que jamais surveillait son
enfant ...Jan couchait avec Cadet,  tout près de la ma-
gnanerie ;  la pauvre vieille se fit dresser un lit à côté de
leur chambre...Les magnans pouvaient* avoir besoin
d'elle,* dans la nuit.


           
           訳
父親は言うのだった。「あの子は治った。」母親はというと、
相変わらず、何かしら不安を感じていて、今まで以上に
その子を監視していた・・・ジャンは弟と一緒(の部屋)に
寝ていた。そこは養蚕室のすぐそばにあった; 母は彼らの
部屋の隣にベッドを用意させました・・・蚕は夜中にも世話が
必要になるかもしれないと言って。


          《語句》
craintes  (pl) < crainte (f)   恐れ、心配
avoir crainte  de ~ ~を恐れる
テキストの avait des craintes は crainte が  
複数形なので「あれやこれやと心配していた」
ぐらいでいいと思います。よくわからなくて申し訳ないですが
「不定冠詞」が使われているので、特定できない「不安感」が
伝わるのかなと思います。
magnanerie (f)  養蚕所、養蚕,
ここでは農家の家屋内にあることになるので「養蚕室」でいいと思います。
se fit  は se faire の単純過去。
dresser un lit 「寝床をとる」
se faire + 不定詞 ~させる、~してもらう
*pouvaient <pouvoir  ~かもしれない
*avoir besoin d'elle  彼女が必要である 
 avoir besoin de ~ ~が必要である


           ≪注意≫
* Le père disait:よく見る文は Il a dit. ですよね。複合過去なら
        「彼は言った。」でいいのですが、ここはよく見ると
         半過去形です。繰り返し言っていた、ということです。
        ですからここの訳は「父親は言い続けた」「ずっと言っていた」
        というようなニュアンスを出して訳したほうが作者の意に
        叶います。




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