Nicotto Town


きいてニコタリーナ


めがねめがね

朝、5分ばかし寝過ごして、

寝ぼけ眼でゴソゴソ身支度してたら
ふと気づくといつもの眼鏡が見当たらない。

慌てて探すも、裸眼の上に
時間がなくて焦っているので見つからない。

仕方なく、新しいほうの眼鏡で家を出た。

鏡で見る自分が若干見慣れなくて面映ゆいのはいいけど、
やっぱりちょっと視界がくらくらする気がする。

うん、次のお休みは眼鏡屋に行こう。
別の人と間違えてないか、確認してもらおう。

(いつもの眼鏡は、仕事から帰って落ち着いて探したら
案の定すぐ見つかりました)



このごろ、やっと(30余年かかって)
「好き」と「欲しい」の違いについて、わかり始めたような、気がする。

もう少し正確に言うと、ようやくそれらの差について
「認識しよう」「腑分けしよう」という意欲の端緒を、得はじめている?

「好き」と思ったお人形は、そのまま「欲しい」お人形だった。

「好き」と思った手仕事は、その技術を得てみたいと一度は願った。

でも、よくよく思い返したら、そうでもないときも多かったな、と。
造形の美しさに、作った人の研鑽と献身に
激しく打たれた感情の衝撃を、ただ
「欲しい」という言葉にしかできなかっただけかもな、と。

わたしが欲しかったのは
お人形や工芸品そのものではなく、それらを作り上げる技術でもなく、
ただその心震わすような感動だったのではないか。

(その欲望の結果、得た「もの」は
わたしがかつて「それ」に感動したことがあるという
記念の一里塚に過ぎないのではないか?)

……なんかまたこないだのと繋がったな。

刺激を。感動を。もっと、感電を。
呑み込み、また呑み込んで、渇望は癒えない。その貪婪。
感動を食らう怪物。

なんて言うか、せめて人間に……いや、まず生き物になりたいよね。
代謝する存在に。生殖する存在に。

あるいは一つの王国に。王に。

……その王のツールたるポメラはねー、
寝る前とかにちょこちょこ使っては、いるよ。
進んではいないけど。

親のいるとこで使うの恥ずかしいなーとか言う
妙な羞恥というか遠慮?が邪魔なんだよな。
まず開くことを呼吸のようにしなくては、意味がないのに。

まずは、周囲に親がいようと他人がいようと
「王のツール(笑)」にダイブできるようになること。

王を目指す怪物の、最初の小さな目標かなあ。




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