607番: さすらいの青春
- カテゴリ:日記
- 2020/09/28 06:58:33
607番: さすらいの青春
【42】
« Déjà, tout à l'heure, j'avais entendu ce bruit dans les chamres
du bas, dit Millie à mi-voix, et je croyais que c'était toi, François, qui étais rentré ... »
訳
「その音は、さっきも、下の部屋の中で聞いていたんだ
けどね。」とミリーは私に小声でささやいた。「でも
それは、フランソワ、お前がそこに入って来たんだろうと
思っていましたよ。」
《語彙》
à mi-voix 小声で
≪感想≫
j'avais entendu ce bruit dans les chamres du bas
下の(幾つかの)部屋の中で(その音が)聞こえた、
と言っています。ここで不思議なのは、ミリーは、何階の部屋に
いたか、ということです。ミリーがいた部屋の描写については、
食堂にいたことだけは描かれていました。
そこが1階だったら、音が聞こえた部屋は地下の部屋になりますが、
ちょっと不気味です。
【43】
Personne ne répondit.
Nous étions debout tous les tris, le cœur battant,
lorsque la porte des greniers qui donnait sur l'escalier
de la cuisine s'ouvrit ;
quelqu'un descendit les marches, traversa la cuisine,
et se présenta dans
l'entrée obscure de la salle à manger.« C'est toi, Augustin ?»
訳
誰も返事はしませんでした。3人とも緊張のあまり立ち上がったまま
でした。その時、屋根裏部屋の扉が開いた。それは台所の階段を上が
ったところの扉だった。誰かが下りてきて台所を横切った。そして
台所の薄暗い入口に現れた。
「オギュスタン、お前かい?」
《語句》
greniers(複数)屋根裏部屋<grenier (m)
marches(複数)階段の段、ステップ<(m)marche
les marches:les marches de l'escalier
obscur(e) (形)暗い、薄暗い
se présenta(単純過去)<se présenter (人が)現れる