599番: アルルの女(7)再掲になります
- カテゴリ:日記
- 2020/09/24 08:39:35
前回参照は日記の560番へお回りください
- カテゴリ:日記
- 2020/09/10 05:24:02
(前前回は 532番へ)(前前回は9月10日となっております)
あ、待ってください。せっかくですので、前回分コピペします。
次の600番に本日分を書きます。
L'ARLÉSIENNE
アルルの女
Et il s'en va.
訳
その男は答えました。
——ありがとう ! だけど、私は悲しくて、喉を
潤すどころではありません。
男は立ち去りました。
《語句》
chagrin (m) ①悲しみ、苦痛 ②悩み、心配
avoir du chagrin 悲しむ
plus de + 無冠詞名詞 より多くの
s'en va < s'en aller 立ち去る
≪解説≫
l'homme répond は現在形になっています。
il s'en va も現在形に置かれています。話の筋からすると過去形
のはずなので、l'homme répond は l'homme répondut. il s'en va は
Il s'en est allé. とか、Il s'est en allé.あるいは
単純過去で Il s'en alla. などにするところ。しかし物語は、四角四面に
全部過去形でつづってしまうと、単調になって、読みづらくなります。
ところどころ、薬味を効かすように、現在形にして読者と臨場体験する
ように描かれます。ごはんに添えるお新香みたいに。過去形の羅列に
現在形を混ぜます。
尚、この手法の現在形は、このあとも、引き続き使われています。
しばし、物語の臨場感をお楽しみください。
【17】
Le père rentre, impassible ; il reprend sa place à table ;
et le repas s'achève gaiment...
訳
父親は、何事もなく戻って来ました;再び席に戻ります。
そして、食事は楽しい雰囲気のまま終わりました。
《語句》
impassible (形)無感動の、平然とした、動じない、冷ややかな
アルルの女
【16】
L'homme répond :
——Merci ! J'ai plus de chagrin que de soif.Et il s'en va.
訳
その男は答えました。
——ありがとう ! だけど、私は悲しくて、喉を
潤すどころではありません。
男は立ち去りました。
《語句》
chagrin (m) ①悲しみ、苦痛 ②悩み、心配
avoir du chagrin 悲しむ
plus de + 無冠詞名詞 より多くの
s'en va < s'en aller 立ち去る
≪解説≫
l'homme répond は現在形になっています。
il s'en va も現在形に置かれています。話の筋からすると過去形
のはずなので、l'homme répond は l'homme répondut. il s'en va は
Il s'en est allé. とか、Il s'est en allé.あるいは
単純過去で Il s'en alla. などにするところ。しかし物語は、四角四面に
全部過去形でつづってしまうと、単調になって、読みづらくなります。
ところどころ、薬味を効かすように、現在形にして読者と臨場体験する
ように描かれます。ごはんに添えるお新香みたいに。過去形の羅列に
現在形を混ぜます。
尚、この手法の現在形は、このあとも、引き続き使われています。
しばし、物語の臨場感をお楽しみください。
【17】
Le père rentre, impassible ; il reprend sa place à table ;
et le repas s'achève gaiment...
訳
父親は、何事もなく戻って来ました;再び席に戻ります。
そして、食事は楽しい雰囲気のまま終わりました。
《語句》
impassible (形)無感動の、平然とした、動じない、冷ややかな