594番: 仏作文(9)上
- カテゴリ:日記
- 2020/09/23 06:51:14
【9回目】
例文9
この頃までは、天皇の崩御のたびごとに首都が変わった。
Jusqu'à sette époque la capitale changeait à
la mort de chaque Empereur.
♦ 半過去形は、話し言葉、文章語の区別なく用いられるテンスで、
過去の状態・継続・習慣(反復)などを表します。
「あのころは人生はもっと美しかった。」(状態)
En ce temps-là la vie était plus belle.
「彼はマリーと一緒に踊っていた。」(進行・継続)
Il dansait avec Marie.
「私は毎日散歩をしたものだった。」(習慣)
Je faisais tous les jours une promenade.
♦ 複合過去が過去形における「点」のような動作(瞬時に始まり、
瞬時に終わる動作)を表すのに対し、半過去形は、いわば、情景
描写なので、「線」でもって譬えられます。
この2つのテンスの相関関係をみてみましょう。
「私たちがパリに着いたときは、どしゃぶりだった。」
Quand nous sommes arrivé à Paris, il pleuvait à verse.
* どしゃ降りだ。il pleut à verse.
問題A
1: 彼が生まれたときは、私はカナダにいた。
ゴタの答案: Quand il est né; j'étais en Paris.
正解は : Quand il est né, j'étais au Canada.
≪感想≫
あんまり恥ずかしいので、正解だったことにしたかったのですが、
「人間、正直が大切である」ことも学ばなくてはいけないので、
そのまま書きました。なんでこんなミスをするかね。だいたい
仏作文には、「パリで~」というフレーズがついて回る、という
先入観があり、これが裏目に出たというわけであります。
【教訓】 いつもいつもパリが舞台ではない。
いつか大阪にも陽が当たる日が来る、きっと来る。
2: 私があなたを呼んだとき、何をしていましたか?
ゴタの答案: Qu'est-ce que vous faisiez quand je vous a applé ?
正解は : Que faisiez-vous quand je vous ai appelé(e).
≪感想≫
que はqu'est-ce que でも構わないと思う。しかし、ai とすべきをa で
済まそうなんて、これは無理。いつもいつも a ではない。
「私」が主語の時もあるのだ。
【教訓】いつも彼や彼女にさせてばかりではいけない。
a も aiも どんどん使いましょう。