Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


594番: 仏作文(9)上

【9回目】

  例文9

この頃までは、天皇の崩御のたびごとに首都が変わった。

Jusqu'à sette époque la capitale changeait à
la mort de chaque Empereur.

♦  半過去形は、話し言葉、文章語の区別なく用いられるテンスで、
  過去の状態・継続・習慣(反復)などを表します。

 「あのころは人生はもっと美しかった。」(状態)
   En ce temps-là la vie était plus belle.
 
  「彼はマリーと一緒に踊っていた。」(進行・継続)
  Il dansait avec Marie.

  「私は毎日散歩をしたものだった。」(習慣)
  Je faisais tous les jours une promenade.

♦ 複合過去が過去形における「点」のような動作(瞬時に始まり、
  瞬時に終わる動作)を表すのに対し、半過去形は、いわば、情景
  描写なので、「線」でもって譬えられます。
  この2つのテンスの相関関係をみてみましょう。

 「私たちがパリに着いたときは、どしゃぶりだった。」
  Quand nous sommes arrivé à Paris, il pleuvait à verse.

   * どしゃ降りだ。il pleut à verse.

問題A

1: 彼が生まれたときは、私はカナダにいた。

ゴタの答案: Quand il est né; j'étais en Paris.

正解は  : Quand il est né, j'étais au Canada.

   ≪感想≫ 

あんまり恥ずかしいので、正解だったことにしたかったのですが、
「人間、正直が大切である」ことも学ばなくてはいけないので、
そのまま書きました。なんでこんなミスをするかね。だいたい
仏作文には、「パリで~」というフレーズがついて回る、という
先入観があり、これが裏目に出たというわけであります。

 【教訓】 いつもいつもパリが舞台ではない。 
            いつか大阪にも陽が当たる日が来る、きっと来る。


2: 私があなたを呼んだとき、何をしていましたか?

ゴタの答案: Qu'est-ce que vous faisiez quand je vous a applé ?

正解は  : Que faisiez-vous quand je vous ai appelé(e).

         ≪感想≫
que はqu'est-ce que でも構わないと思う。しかし、ai とすべきをa で
済まそうなんて、これは無理。いつもいつも a ではない。
「私」が主語の時もあるのだ。

   【教訓】いつも彼や彼女にさせてばかりではいけない。  
              a も aiも どんどん使いましょう。



 595番: 仏作文(9)下 につづく  






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