映画『パフューム』
- カテゴリ:映画
- 2020/09/22 22:36:19
『パフューム(香水)ある人殺しの物語』
他の映画のことを調べているうちに、ふとAMAZONで見れないかと思って検索すると、、あるじゃないですか。と怖いもの見たさで見てみました。
あらすじは大体 前回の読書日記のとおり
https://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=345756&aid=69239718
映画版はなかなか原作に忠実で面白かったです。
殺した少女の衣服をはぎ取りながらクンクンしたり、大衆がグルヌイユの香水のために幸福感で我を失い、隣の他人と抱き合い×××したりと目を覆うシーンがあるので見る人は自己責任でお願いします。
映画としてよかったと思う内容は次の通り
1)複数の少女をグルヌイユが殺した理由が描写されている。←一人の芳香を再現するのではなく、『香水』を作ろうとした。グルヌイユに調香を教える老人によれば「香水は音楽と同じ、香りのハーモニーだ」
2)最後の被害者の父親、リシが愛情深い父親として描かれており、グルヌイユを殺そうとする。←原作では娘の不思議な魅力に陶酔するヤバい父親なのにグルヌイユの香水で突然グルヌイユを好きになる。
3)グルヌイユの絶望の理由を〈自分が人並みに愛されることが無い〉ことを悟ったからとして孤独に描いている。←原作では偽りの崇拝をうけたことで自分が他人を愛しておらず、憎んでいることを自覚し、憎しみこそ真実であり他人からも憎しみを向けられることを願う。
原作だとグルヌイユの異常さが際立って(3)でいいのかとは思ったけど絶望の理由としてはおさまりが良かったです。
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- 紅之蘭
- 2020/09/22 23:57
- サイコパスを扱ったサスペンス時代劇!
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