日本百名山 ~BSプレミアム~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/09/21 00:01:10
こんばんは!21日(月)は西日本から北日本は晴れるでしょう。
ただ東日本の太平洋側は午前中を中心に曇りや雨となる見込みです。
北日本も所々で雨や雷雨となりそうです。沖縄は曇りや雨となるようです。
秋田と山形に跨って聳える
鳥海山
雪が育む沢山の花々、そして日本海を望む大パノラマを楽しみます。
豪雪から目覚めた高山植物の花々
里を潤す雪渓からの清らかな流れ
険しい岩場の尾根道を行く
東北の山々の大パノラマが待つ頂へ
鳥海山
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豪雪の山に花咲き誇る
*この番組は2018年11月に放送したものです
鳥海山、長い裾野を伸ばす端正な姿から秋田富士、出羽富士とも呼ばれています。
豪雪の山として知られ、その水が里を潤します。
秋田のJR象潟(きさかた)駅から日本海を眺め、車でおよそ30分。
鳥海山の五合目にある登山口へ。
@象潟口(1150m)
ここでガイドさんと待ち合わせ。
おはようございま~す。
ガイドさん「おはようございます。ガイドの佐藤正俊(さとうまさとし)と
言います」
〇登山ガイド 佐藤正俊さん
「今日は宜しくお願いします」
宜しくお願いします。
麓の町で生まれ育った佐藤正俊さん。
地元の子供たちなどを鳥海山に案内して10年のベテランです。
今日の見どころは?
「そうですね、鳥海山は100を超える花が咲きます。
え~、当然雪も多いので、あの、春と秋の花が同時に見れる場所も
ありますのでそういう所を、あの~、ご覧になっていただければと
いいかなと思います」
もう雪は無いですよね?
「いやいやいや、まだまだ沢山あります。ご期待くださいね」
夏の鳥海山を行(ゆ)く。2泊3日の山旅。
登山口から日本海を背に登り、雪渓の周りに咲く花々と出会い、
鳥海湖(1700m)の畔(ほとり)の山小屋で1泊。
2日目、お花畑を楽しみ、外輪山コースを辿(たど)って山頂直下の
山小屋でもう1泊。
3日目、新山(しんざん)と呼ばれる山頂で日の出を望みます。
下山は谷を下る初級者向けのコースです。
*撮影:8月上旬
整備された緩やかな道を登ります。
木々の緑が気持ちいいですねぇ。
「ナナカマドですね。もう色づいてますからねぇ」
え~、ほんとですかぁ、わぁ~、赤くなってる。
「はい、早いですねぇ」
@ナナカマド
標高1000mを超えるともう紅葉なんだぁ。
あっ、足元にも実がなってる。
@アカモノ(赤い実)
8月になると朝はぐっと涼しく感じる東北の山。
@タカネミズキ(黒と赤紫色の実)
もう秋が始まっているんですねぇ。
登り始めて15分
@鉾立(ほこだて)展望台
「鉾立展望台です。行って見ましょう」
「深いですね、ここは奈曽渓谷って言います」
大迫力。深さおよそ300m。どうしてこんな渓谷が
出来たのか分かっていないんですって。
「右側なんですけど雪融け水が流れてきて滝のようになってるんですね」
白糸の滝って言うらしい。夏でも雪融け水などが沢山流れ落ちている。
この辺背の高い木が無いのは雪が多くて高い木が育ちにくいからだと言います。
「一緒にちょっと見てくださ~い。秋田県側の日本海とこの半島ですね。
ずうっと男鹿半島まで続いて綺麗ですね」
あのなまはげで有名な秋田の半島か。風車が沢山並んでますね?
「風力発電です。日本海側を風は相当吹きますよね?」
風力発電には好都合という訳ですね?
確かに結構風が強いですねぇ。
でも火照った体には気持ちいいなぁ。
「くわ~と山頂が見えましたよ」
え、山頂どこですか?
「鋸の歯のようにギザギザになっている所が見えるでしょうか?」
あ~、あのギザギザ?
「あれが山頂(新山(しんざん))ですねぇ~」
200年前の噴火で出来たばかりの新しい山頂なんだそうです。
山頂までまだ結構あるなぁ。
「まだ始まったばかりですからね」
歩き始めて1時間半
「雪渓ですねぇ、雪渓ありますよ」
ほんとだ。真夏なのにこんな大きな雪渓残ってる。
「よいしょ、こんにちは~」
他の登山者の方「こんにちは~」
「こんにちは~」
他の登山者の方「こんにちは~」
こんにちは~
雪渓から流れ出した水がちょっとしたオアシスを作ってるんですねぇ。
「あ~、冷たい~」
ほんと気持ち良さそう。
<山旅ナビ>
冬、日本海から季節風が吹き付ける鳥海山。
〇鳥海山 雪どけ水の恵み
多い所では30mもの雪が吹きだまります。
大量の雪は夏になっても融けず雪渓となって残ります。
雪渓から石造りの水路が長く伸びています。
この水路は鳥海山の雪融け水を利用する為、地元の人達の手で造られました。
清らかな流れが麓を麗していきます。
春 全国有数の美味しい米作りに鳥海山の雪融け水が一役かっている訳です。
水の恵みは日本海の海底にまで及んでいます。
山からの伏流水が海の底から湧き出し岩牡蠣などが育つのです。
〇イワガキ
ミネラルをたっぷり含んだ水が良質なプランクトンを育み、
それを食べた牡蠣が大きくなります。
鳥海山の麓の道の駅では夏の味覚として大人気。
プリプリでジューシーな味わいなんだそうです。
<牡蠣を召し上がるお客様>
「これを食べに千葉から来たんですからね。もうこれで満足。アハハ」
山の水がもたらす海のご馳走、鳥海山の海の恵みです。
今回は道の駅の牡蠣についてのご紹介のところで誠に勝手ながらですが
終わりにします。ご了承くださいませ。
次回は海とは逆に鳥海山に咲くお花のご紹介から始める予定です。
どうぞよろしくお願いします。
お忙しいお時間帯にこうしてコメントをありがとうございます。
そうですか?岩牡蠣を召し上がりになられたことはありませんか?
はい、似ておりますよ。殻がゴツゴツとしていて生は殻をお皿として
使用し食しますね。煮る場合はいつものスーパーなどで販売されている
牡蠣と同じように当然外して食します。
とても海の潮気がありその香りが最高なのですよ。
ありがとうございます。登山者の方とのやりとりでした。
どうぞ秋分の日もお元気にお過ごしくださいませ。
こんにちは~の場面も書いてあって微笑ましいです(^^;)