588番: ラテン語(5)
- カテゴリ:日記
- 2020/09/20 11:23:58
588番: ラテン語(5)
2020年09月20日
動詞変化の復習をします。
1:動詞変化(直説法現在)
変化しない部分(現在幹)と変化する語尾に分けられる
amare =ama + re
【第一変化動詞】 amare (アマーレ)愛する / amo(アモー)私は愛する
amo (アモー) 私が愛する
amas(アマース)君が愛する
amat(アマト)彼(彼女、それ)が愛する
amamus(アマームス)私たちが愛する
amatis (アマーティス)君たちが愛する
amant (アマント)彼らが愛する
前回は「愛し」た」ので、きょうは「愛され」ましょう。受動態を学びます。
amor (アモル) 私が愛される
amaris(アマーリス)君が愛される
amatur(アマートゥル)彼(彼女、それ)が愛される
amaris(アマーリス)君が愛される
amatur(アマートゥル)彼(彼女、それ)が愛される
amamur(アマームル)私たちが愛される
amamini (アマーミニー)君たちが愛される
amantur (アマントゥル)彼らが愛される
受動態の人称語尾は
単数 複数
1人称 —— r 1人称 ——mur
1人称 —— r 1人称 ——mur
2人称 ——ris 2人称 —— mini
3人称 ——tur 3人称 ——ntur
それと、きょうは動詞の主要部4つを覚えておいてほしと思います。
その4つとは、
1: 1人称、単数、直説法、能動態、現在形
2: 1人称、単数、直説法、能動態、完了形
3: supīnum (スピーヌム)これを書いている私もよくわからないのですが
目的分詞、とか動詞状名詞・・だそうです。
まあ、とりあえず、こういう形がある、ということで、よろしく。
4: 能動態現在不定詞
以上4つです。何か難しい言葉が連なって、お経文を読んでるみたいですが、
そもそもラテン語が向こうの国のお経文だったので、おつきあい、よろしく。
amō (アモー)私は愛する を例に4つの主要部を作ると、
1: amō
2: amāvī
3: amātum
4: amāre
となります。
尚、辞書に載る形は、4番目の不定詞ではなく、1番目だそうです。
1人称単数現在形で載るのだそうです。
ここから前回の復習
【第二変化動詞】 monere (モネーレ)忠告する / moneo(モネオー)私は忠告する
moneo (モネオー) 私は忠告する
mones (モネース) 君は忠告する
monet (モネト)彼(彼女、それ)は忠告する
monemus(モネームス)私たちは忠告する
monetis(モネーティス)君たちは忠告する
monet(モネント)彼らは忠告する
共通の人称語尾
単数 複数
1人称 —— o ——m 1人称 ——mus
2人称 ——s 2人称 ——tis
3人称 ——t 3人称 ——nt
母音飲み込まれ法則
第一変化1人称単数で、a が語尾の o に飲み込まれる現象をいう。
カニがタコに吸い込まれるように。
amare → 現在幹:ama 1人称単数語尾 o → amao → amo
語幹の長母音が短母音になり、語尾に長母音の権利をゆずる
monere (モネーレ)忠告する /では、1人称単数は
語幹mone + 語尾 o → moneo moneo (発音は: モネオ-)
ですが
語幹の長母音 e が 短母音になり、語尾の o が長母音になる。