Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


586番: エデンの東(8)

エデンの東(8)          

                          【28】
   Under the live oaks,  shaded and dusky,*  the maidenhair
flourished and gave a good smell,  and under the mossy banks
of the water courses whole clumps of five-fingered ferms and
goldy -backs hung down.

                                  訳
活気あるオークの木の下には、薄暗く陰になって、シダが繁茂
して、いい匂いを与えていました。そして水路の苔むした土手の
下には一面、五葉のシダ類やゴールディー・バックスが垂れ下が
って咲いていました。


            《語句》        
dusky  (a)  ほの暗い、薄暗い 
maidenhair シダ類(ハコネソウ、クジャクシダの類)
fern シダ類(ゼンマイなど)
clump(樹木の)群れ
hang down   垂れ下がる
goldy -backs 調べたけれどわかりませんでした。すみません。

             ≪解説≫
  shaded and dusky が主語の前にコンマで区切られて置かれています。
  しかも主語名詞の the に先行しているので、もはや、その直接修飾語
  ではありません。ここは、being が省略されてる分詞構文だと考えまし
  ょう。分詞構文は理由を述べたり、付帯状況を述べたりするのに使いま
  す。being は文が重たくなるので、少しぐらいの形容詞だけでは現れま
  せん。

             ≪お詫び≫
   goldy -backs は大きな英和辞典(研究者新英和大辞典6版)にも
   載っていませんでした。Goldy という女性の名前があっただけでした。
   グーグル検索もしてみました。我が家の近所の美容室「Goldy」があった
   程度で、植物の関するものは一切ありませんでした。
   すみません。

            {脱線} 
   ところで、川辺に知らない女性、ゴールディーさんの後ろ姿を見つけたら、
   真っ先に、「何をしてるんだろう?」と思ってしまいます。
   頭を垂れている、その姿を見て、「もしや?」と思ったりして、

ゴタ      :  あなたは、ここで何をしているのですか?

ゴールディーさん:  私は人生に疲れました。もう、向こうへ行きたいのです。

ゴタ      :  だめですよ。一度しかない人生を粗末にしては。      
                                
ゴールディーさん: あなたには、私の苦しみがわかるのですか?
          わからないのに、干渉してはいけません。
          私の人生は何なのでしょう?夫に先立たれ、
          子どもも亡くなりました。
          私はもう、何のために生きるのですか?
          私の人生はもう終わりました。
          さよなら。

ゴタ        :  待ってくれ。  

ゴールディーさん  :  何だ? 早く言え。私は忙しいのだ。 

アバター
2020/09/20 17:08
あ、ほんとですね。スタインベックの原作「エデンの東」
これ無料だったら、値打ありますよ。
アバター
2020/09/20 16:20
goldy-backsをわたしが使っている検索エンジンにかけたら原文がヒットしましたw
何を表しているのか気になりますね。



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