Nicotto Town


きいてニコタリーナ


アメーバの王国

今日は、セリアと地元の雑貨屋に行ったよ。


いやー生きていくうえで必需品というほどではないけど、
あるとちょっと生活が豊かになる雑貨というのはいいものですね。

……しかし、後半の雑貨屋は最後のほう微妙に集中できなかった。

青木まりこ現象ってあるじゃん?

わたし、本屋だけじゃなくて、雑貨屋とか100均とか手芸屋とか服屋とか
リラックスしてこまごました買い物を楽しめる系のお店に行くと、
トイレ行きたくなっちゃうことが多いんだよねー。

で、そういう店のたいがいには客用トイレがないので。
(ショッピングモールとかしまむらはありがたい)

買い物楽しい<便意 になってくると、そそくさと退店して
コンビニとかトイレ借りられる場所を探すことになるんだ……。

便秘のとき便利じゃね? って思うじゃん?

何も買う気がないのに行くと、もよおす確率が下がるんだよね……。
冷やかしは許さんというのか。



昨日の日記はちょっと悲観的というか、虚無的、刹那的だったね?

あれだと、わたしが刺激とその反応だけの単細胞生物みたいじゃん。
(いやわからんけど。アメーバにも人間に観測できないだけで
意外と豊かな内面があるかもしらんけど)

これでも人間の端くれなので、実際はたぶんもうちょっと複雑かなと。

めっちゃくちゃ、それこそ生物の生存可能性としてギリってくらい
傷つきやすい脆いハートを抱えてるので、
それを必死に守ろうとする過保護な母親的な守衛は確かにいる。
割と原始的な、生存のために過度なストレスを忌避する人格?

で、それでも狭いおうちの中だけでは飽きるので、
隙あらばママの目を盗んで外に探検に行きたがる、
好奇心旺盛で無鉄砲な子供みたいな人格もいる。
(それでもわたしの内面なので、だいぶ慎重な子ではあるかな)
退屈を忌避し、あたらしい刺激を求める人格。

規律と美意識のタガでわたしを縛る、ある意味で父性的な人格もあるな。

まあその他もろもろ、自我が束ねるたくさんの人格の総和、
あるいは競合の結果としての、わたし。

毎度けっこうガチで競ってるんでしょうね。
だからコロコロ気分や意思や嗜好が変わるんじゃないかな。
束ねてる自我に一貫性がなくて弱腰なのかもしれない。

で、刺激についてもちょっと考え直す。

凪いだ水面に石を投げ込むみたいなイメージでいたけど、
実際は時間が経てばまた澄んだ、鏡のような水面に戻るわけじゃなくて、

水面下で水底の泥が舞う。投げ込まれた石が積み重なる。

あるいは、中の生き物、「わたし」に傷がつく。
透明だったガラスが傷を増やして曇っていく。

例えがわかりづらいな。

要は、刺激は時間をかけて(大きな刺激だったらもしかしたら一度で)、
わたしを不可逆に変化させていくということ。

価値観、考え方が、言動が、変わっていくということ。
良い変化なら、成長と呼ぶかもしれない。

新しい人格のチャンネルが芽生えるかもしれないし、
不要になった人格が埋没していくかもしれない。

あ、さっき人格を父や母や子供にたとえたから、
「わたし」を一つの国にたとえてみるか。

(前にもやった例えのような気もするな)

わたしの自我は、頼りない王様。
たくさんの人格が住む「わたし」という王国をなんとかかんとか治めている。

たくさんの人格の意見をまとめて、国の方針を決める。
土地を耕し、実りを貯える。
王国を脅かす敵から、降ってくる災害から、民を守る。
国が荒れれば、荒んだ国民が増えるだろうし、
上手く治めることができていれば、穏やかな人が増えるだろう。

そして貿易をする。
国に必要と思われるものを他国から取り寄せ、
国から差し出せるものを売り、自国を富ませる。

……ここ。
わたし、わたしに必要なもの(刺激とか知識とか経験とか)を受け取ってばかりで、
わたしから差し出せるものってあんまり考えてなかったなって。

でもありがたいと思ってるんだよ。
できたらお返ししたいと思ってるんだよ。

流れの下流で口を開けて待っているだけでは、
いずれ流れが絶えたら飢え死にするだけ。

パスを他人に渡さない人間には、だんだんパスが来なくなる。

わたしが他の国に(他者に)お返しできることって何だ?

これさあ、受け取った人に返さなきゃいけない、とか
身を削ってでもすぐに返さなきゃいけない、とか考えるとつらくなるけど、

哲学用語の「贈与」って考えると、何もくれた人に返さなくても、
なんなら同時代の同じ社会の人に返さなくてもいいんだよ。

誰にでもいいから、届く人にパスを回すこと。

米津玄師さんの「迷える羊」でも言ってたじゃん。

「君の持つ寂しさが 遥かな時を超え
 誰かを救うその日を 待っているよ ずっと」

まあ千年後の人を助けるのは、逆に難しそうだけど。

わたしが持ってるもので、すごい豊かなのに誰にも伝わってないもの、
あったじゃん。って。

物語。ずっと共に生きてきた相棒。もう一つのわたしの人生。

わたしというフィルターを濾してできたエッセンス。

まとまった形にして、人の目に入るとこに置いておけば、
もしかしたら、どこかの誰かの心をちょっと揺らすくらいは
……できるかもしれない。

という訳で、しぬまでにちょっとでもこれらをまとまった形にするために、
文章を書く訓練、アウトプットをするために、

ポメラを注文しちゃったよって、話です。
(物欲の話かい)

形から入るねー。

アマゾンで安くなってたから、先月分のMiniKaiくん貯金を突っ込んだ。
たぶん連休明けくらいに届きます。




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