489番: アルト・ハイデルベルク
- カテゴリ:日記
- 2020/08/18 06:02:24
【33】
Schölermann. Sehr richtig, Herr Lutz.
Lutz. Deshalb geht nicht irgend ein beliebiger Lakai oder
Diener, sondern gehe ich mit nach Heidelberg.
Schölermann. Wie - wie - wieso?
訳
シェーラーマン:全くその通りでございます、ルッツ様。
ルッツ: それだから、誰か従僕や下僕なら誰でもいいということで
なく、私がハイデルベルクへお伴するのだ。
シェーラーマン:な、なんですって?
《語彙》
richtig (形)正しい、
deshalb (副)それだから、そのために
Er war erkältet, deshalb fehlte er.
彼は風邪を引いて、そのために欠席した。
irgend (よくしらないけど)何か jemand, etwas, so ein, so etwas を修飾
beliebig (形)任意に選ばれた、随意の、好みのままの
der Lakai (_en/_en) (お仕着せを着た)従僕
der Diener (_s/_) 召使い、下僕
【34】
Lutz. Als der, welcher auch in diesem Heidelberg die kühle,
klare, verstandsgemäße Vornehmheit des Hoflebens
aufrecht erhält. Also Schölermann, reisen Sie, Sie geben
Depesche nach Ihrer Ankunft. Sie sind am Zuge,
wenn wir eintretn. Sie sorgen dafür, daß Wagen am
Bahnhofe bereit sind usw.
訳
ルッツ:これからのハイデルベルクにおいても、冷静で、賢明で
理性的な宮廷生活の気品を語れる者としての私がお伴する
ということだ。それではシェーラーマン君、向こうに着いたら
電報をよこすんだよ。私たちが着くときは汽車まで出迎えを
するのだよ。そして駅には、車*を手配して待たせておくこと、
などなどの手配をな。
《語彙》
verstandsgemäße <verstandesgemäße→verstandesgemäßig
(形)分別による、理性による、理性的な
die Vornehmheit (_/) vornehm であること
vornehm (形)身分の高い、高貴な、上品な、気品のある、洗練された
みやびやかな
des Hoflebens < das Hofleben(_s/_) 宮廷生活
aufrecht (形)まっすぐな、直立した、
aufrecht sitzen 姿勢を正して座っている
die Depesche (_/_n) 電報
eintretn < ein/treten (自)入る
im das Zimmer eintreten 部屋に入る
Sie sind am Zuge あなたは汽車のところにいる→汽車を出迎える
sorgen (für+4格)(~の)世話をする、配慮する、手配する
bereit (形)(叙述的)用意のできた
* 車 時代背景から察すると、馬車。
≪注意点≫
dafür は da の部分は、直後のdaß 以下の内容を先行している。
【35】
Schölermann. Sehr wohl, Herr Lutz.
Lutz. (gütig). Auf Wiedersehen in Heiderberg.
Schölermann. (demüthig)Auf Wiedersehen. Herr Lutz.
訳
シェーラーマン:畏まりました、ルッツ様。
ルッツ:(好意的に)ではハイデルベルクでまた。
シェーラーマン: ではハイデルベルクで、ルッツ様。
《語彙》
gütig (形)好意的な、親切な、思いやりのある:
sich 4 ~ gegen j4 (人)に好意を示す