474番: アルト・ハイデルベルク
- カテゴリ:日記
- 2020/08/11 06:55:39
【31】
Schölermann. Gewiß.
Lutz. Ich ärgere mich über so was, ich rege mich auch.
(Geht auf und ab, Pause.) - (Groß.)Also Se.
Durchlaucht waren in einer Weise soeben gegen mich von
einer Gnade - - wissen Sie, was Se. Hochfürstliche
Durchlaucht soeben zu sagen geruhten.
《Lutz, ich vertraue auf Sie! 》
シェーラーマン:もちろんですとも。
ルッツ: 私は、そんなことに怒っておる。怒りが呼び起こされるわい。
(行ったり来たりしながら。間)(仰々しく)それで実は、
たった今殿下からもったいなくも、お言葉を頂戴した。
「ルッツ、お前を頼りにしておるぞ。」とな。
《語彙》
gewiß (文修飾語)確かな、もっともな
ärgern (他)(4格を)怒らせる)他)
ärgern+sich+ über+4格 (4格のことで)怒る、腹を立てる
regen + sich (感情などが)呼び起こされる、生ずる
so was そんなこと、そんなばかげたこと、ばかげたこと
die Weise(_/_n) やり方、方法、様式
also それで、つまり、実は
soeben ちょうど今、たった今
die Gnade (_/_n) 好意、慈悲、恩寵、
geruhten <geruhen (zu+不定詞句)もったいなくも~してくださる
vertraue <vertrauen 信頼する (auf + 4格)~を信頼する
【32】
Schölermann. Außerordentlich!
Lutz. Se. Durchlaucht der Erbprintz ist in Sachen der großen
Welt ein Kind. Ein harmloser junger Herr der von
Menschen und Frauen usw. keine Ahnung hat. Der streng
gehalten in den vier Wänden von karlsburg aufgewachsen
ist und nie hinausgekommen ist.
訳
シェーラーマン: 稀有なことです。
ルッツ: 公子殿下は、広い世間の中では、まだ子供でいらっしゃる。
男のことも女のことも知らない若い殿方だ。
カールスブルクの四方に厳重に囲まれた壁の中で育てられ、
これまで、まったく外に出られたことがない。
《語彙》
Außerordentlich(形)①(機会などが)特別な、②(会議など)臨時の
③ 並外れた、非凡な
(副)非常に、大変に(重要なこと、好ましいことなど)
Sachen<die Sache(_/_n) 物、事
harmloser < harmlos (形)無邪気な
die Ahnung(_/_en) ① 予感、予想
② 知識
streng (形) 厳しい、厳格な (S)
gehalten <halten 保つ
Wänden(複数3格)<die Wand(_/Wände) 壁
aufgewachsen<auf/wachsen (S)
hinausgekommen<hinaus/kommen(s) 外に出る、離れる(aus から)
≪注意1≫
今回より必要な場合には、動詞のあとに(s)もしくは(h)をつける。
完了形でとる助動詞がsein の場合(s)、haben の場合(h)で印す。
≪注意2≫
Der streng 以下der につづく名詞がありませんが、これは先行している
Ein harmloser junger Herr を受けている関係代名詞。